東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 BLOG

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ブライトン大学のコリーナ・チオカン主任講師と打ち合わせをしました

2025年9月22日 (月) 投稿者: CSスタッフ

コンピュータサイエンス学部の宇田隆哉准教授が、2025年8月22日(金)にブライトン大学(The University of Brighton)のコリーナ・チオカン(Corina Ciocan)主任講師(Principal Lecturer)を訪問し、現状の問題についてお話を聞き、将来的な共同研究の打ち合わせをしました。

チオカン先生はイギリスでは有名な海洋生物学者で、宇田准教授の訪問前日にもBBCからインタビューを受けていたそうです。宇田准教授は、2024年にもブライトン大学を訪問し、チオカン先生からマイクロプラスチックが生物に与える影響についてのお話を聞いています。その内容はこちらの記事にあります。

今回は、チオカン先生に見せていただいた資料について説明します。研究資料ですので残念ながら公開はできませんが、いくつかの写真を見せていただき、お話を伺うことができました。

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チオカン先生は、マイクロプラスチックの中でも、GRP (Grass-fiber Reinforced Plastic)による影響に着目しています。これは、グラスファイバーのプラスチックです。皆さんは、グラスファイバーのプラスチックが繊維状である聞くと、それが砕けて小さくなった破片について、食物繊維のようなものを思い浮かべるかもしれません。食物繊維であれば、動物の体内に入っても、腸の掃除をしてくれて役に立ちそうな感じもします。

チオカン先生が最初に見せてくださったのは、マイクロプラスチックや小さなゴミを電子顕微鏡で拡大した写真です。チオカン先生の研究対象でもあるグラスファイバーのマイクロプラスチックも写っています。チオカン先生は、グラスファイバーの破片を見分けるのは簡単だと言って、写真の中のプラスチック片を指し示しましたが、その形状は想像していたものとは異なりました。それは、食物繊維ではなく、まさに欠けたシャープペンシルの芯でした。チオカン先生は目視でマイクロプラスチックを数えているのですが、「絶対に見間違えない」とおっしゃっていました。それ以外のマイクロプラスチックはとくに決まった形がありませんので、確かに見間違えないと思いました。また、マイクロプラスチックではありませんが、削れたタイヤの屑も写っていました。

“欠けたシャープペンシルの芯”の時点で皆さんも想像されると思いますが、生物への影響という問題があります。チオカン先生は、グラスファイバーのマイクロプラスチックが小さな生物に与える影響を示した写真を見せてくださいました。非常に小さな生物が、グラスファイバーに串刺しになっている写真は衝撃的です。チオカン先生は「ジャベリン(槍)のよう」という表現をされていましたが、ミジンコのような生物が複数のジャベリンに貫かれていました。このようにして小さな生物が死んでしまうと、それを捕食するはずだった生物も数が減ってしまい、生態系に影響が出るそうです。

グラスファイバーを使ってプラスチックの板を作る際には、ラーメンの麺のようなグラスファイバーをフタレートで接着するそうです。チオカン先生によりますと、このフタレートも生物に有害とのことです。

グラスファイバーによるプラスチックの板は、安くて頑丈です。この素材が使われる代表的な例が、レジャーボートなどの船だそうです。この管理方法が、ヨーロッパでは問題になっています。ボートは、自動車のように1台ずつ登録されて管理されません。そうしますと、ボートの不法投棄が後を絶たないそうです。

アメリカのいくつかの州では、廃棄するボートをリサイクルして、歩道の舗装に使っているとのことでした。舗装は時間の経過とともに傷みますので、グラスファイバーのマイクロプラスチックが地上に流出する問題は変わりません。

チオカン先生は、グラスファイバー製の板から、どれくらいの量のマイクロプラスチックが流出するのか調査しています。完璧な状態の板からはマイクロプラスチックは流出しませんが、塗装が傷んだ箇所や亀裂から流出が始まります。今回の訪問では、人工知能による流出量の予測方法について宇田准教授が提案し、将来的な共同研究に繋げることができないか話し合いました。チオカン先生は、人工知能による予測について「So excited!」とおっしゃっていました。

2025年9月22日 (月)

8月31日にオープンキャンパスを開催します

2025年8月24日 (日) 投稿者: CSスタッフ

8月31日(日)に八王子キャンパスにて、【高校3年生・受験生】を対象としたオープンキャンパスを開催します。

お申し込みはコチラからお願いします。定員がありますので、お早めにお申し込みください。

 

学部説明会は、片柳研究所棟3階で実施します。

個別相談は、片柳研究所棟10階にて実施します。

研究室・道場の活動紹介(ポスター展示)は、片柳研究所棟10階、11階で実施します。

【10階】

  • 情報セキュリティと暗号システム研究室(布田研)
  • 音声信号・画像処理研究室(大石・楊研)
  • TransMedia Tech研究室(中西研)
  • データ工学研究室(伏見研)
  • サービスシステムデザイン研究室(細野研)
  • 複雑系データサイエンス研究室(瀬之口研)
  • ユニークAIシステム構築道場
  • システム開発・分析道場

【11階】

  • デジタルツインセンター(生野研)
  • ヒューマンインタフェース研究室(井上研)

 

プログラム

【午前の部】

  • 11:00-11:40 学部・専攻説明 [3階]
  • 10:00-12:00 個別相談,研究室・道場の活動紹介 [10階、11階]

【午後の部(入替え制)】

  • 14:30-15:10 学部・専攻説明 [3階]
  • 13:30-15:30 個別相談,研究室・道場の活動紹介 [10階、11階]

東京工科大の学生・スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしています。お会いできるのを楽しみにしております。

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2025年8月24日 (日)

8月17日にオープンキャンパスを開催します

2025年8月15日 (金) 投稿者: CSスタッフ

8月17日(日)のオープンキャンパスの申込みを受け付けています。

今回のオープンキャンパスは、蒲田キャンパスにて開催します。

現地参加、または、リモート参加が可能です。現地参加の場合は午前、午後の入れ替え制になります。

お申し込みはコチラからお願いします。

コンピュータサイエンス学部の説明や模擬授業、研究室ポスター展示、道場紹介などを行います。

研究室ポスター展示・活動紹介

  • シミュレーション技術・数値計算手法研究室(山元研)
  • ブレインコンピューティング研究室(菊池研)
  • データ工学研究室(伏見・大野研)
  • サービスシステムデザイン研究室(細野研)
  • 感性・言語コンピューティング研究室(岩下・欅研)
  • 音声信号・画像処理研究室(大石・楊研)
  • 先端技術認知心理学研究室(伝保研)
  • 情報セキュリティと暗号システム研究室(布田研)
  • TransMedia Tech研究室(中西研)

コンピュータサイエンス道場の活動紹介

  • ロボット道場(デモ展示←注目👀)
  • ユニークAIシステム構築道場
  • システム開発・分析道場

■午前の部

[1001教室]
10:00-10:10(10分) 学長より
10:15-10:35(20分) 学部・専攻説明
10:35-10:45(10分) 就職説明
10:45-11:15(30分) 模擬授業「人間の心を科学しよう」

[1014教室]
10:10-12:30(140分) 個別相談・研究室ポスター展示・道場紹介


■午後の部(入替え制)

[1001教室]
13:00-13:10(10分) 学長より
13:15-13:35(20分) 学部説明
13:35-13:45(10分) 就職説明
13:45-14:15(30分) 模擬授業「人間の心を科学しよう」

[1014教室]
13:10-15:30(140分) 個別相談・研究室ポスター展示・道場紹介

東京工科大の学生・スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしています。お会いできるのを楽しみにしております。

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2025年8月15日 (金)

8月3日にオープンキャンパスを開催します

2025年7月28日 (月) 投稿者: CSスタッフ

8月3日(日)のオープンキャンパスの申込みを受け付けています。

今回のオープンキャンパスは、蒲田キャンパスにて開催します。

現地参加、または、リモート参加が可能です。現地参加の場合は午前、午後の入れ替え制になります。

お申し込みはコチラからお願いします。

コンピュータサイエンス学部の説明や模擬授業、学部特色入試の説明などを行います。

学部特色入試の説明会は、今回のオープンキャンパス限定になるかもしれませんので、お見逃しなく!

■午前の部

[1001教室]
10:30-10:50(20分) 学部説明
10:50-11:00(10分) 就職説明
11:00-11:20(20分) 特色入試説明(先進情報)
11:20-11:40(20分) 特色入試説明(社会情報)
11:40-12:10(30分) 模擬授業①「人間の心を科学しよう」

[1012教室]
10:00-12:40(160分) 個別相談・ポスター展示

 

■午後の部(入替え制)

[1001教室]
13:30-13:50(20分) 学部説明
13:50-14:00(20分) 就職説明
14:00-14:20(20分) 特色入試説明(先進情報)
14:20-14:40(20分) 特色入試説明(社会情報)
14:40-15:10(20分) 模擬授業②「おカネから見たICTビジネスのインパクト」

[1012教室]
13:00-15:40(160分) 個別相談・ポスター展示

 

東京工科大の学生・スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしています。お会いできるのを楽しみにしております。

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2025年7月28日 (月)

7月20日にオープンキャンパスを開催します

2025年7月14日 (月) 投稿者: CSスタッフ

7月20日(日)のオープンキャンパスは、中止となりました。

https://www.teu.ac.jp/information/2025.html?id=173


 

 

7月20日(日)のオープンキャンパスの申込みを受け付けています。

お申し込みはコチラからお願いします。

コンピュータサイエンス学部の説明や体験授業、研究室公開などを八王子キャンパスにて10時~15時30分(申込制)で行います。

今回のオープンキャンパスのメインイベントとして、研究棟A4階にて

  • 10時~10時30分:学部長から学部紹介、学部生の好調な就職状況をご紹介
  • 10時35分~11時15分:学部特色入試の説明会
  • 14時~14時40分:体験講義「おカネから見たICTビジネスのインパクト」

を行います。学部特色入試の説明会は、今回のオープンキャンパス限定になるかもしれませんので、お見逃しなく!

また「ユニークAIシステム構築道場」「システム開発・分析道場」の学生が作ったシステムを同じく4階のドーナツラウンジにて紹介・展示します。

その他にも、研究棟Aの次の研究室にて研究や道場の活動を紹介します!

  • データ工学研究室(伏見研)
  • データアナリティクス研究室(福西研)
  • ブレインコンピューティング研究室(菊池研)
  • ヒューマンセンシング研究室(武研) 
  • コンピュータビジョン研究室(青木研)
  • サービスシステムデザイン研究室(細野研)
  • ヒューマンインタフェース研究室(井上研)
  • 音声コミュニケーション研究室(大野研)
  • クラウド・分散システム研究室(串田研)
  • オペレーションマネジメント研究室(山口研)
  • バイオメトリクス研究室(佐藤研)
  • 音声&画像処理研究室(大石研) 
  • 情報セキュリティ研究室(宇田研)
  • 知能情報処理研究室(長名研) 
  • 情報セキュリティと暗号システム研究室(布田研)
  • TransMedia Tech研究室(中西研) 
  • Well-beingデザイン研究室(渡辺研)

午前中から楽しいイベントが盛りだくさんです!ぜひ朝から参加して、八王子キャンパスやコンピュータサイエンス学部の雰囲気を実際に体験してみましょう!

東京工科大の学生・スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしています。お会いできるのを楽しみにしております。

 

2025年7月14日 (月)

6月15日にオープンキャンパスを開催します

2025年6月10日 (火) 投稿者: CSスタッフ

6月15日(日)のオープンキャンパスの申込みを受け付けています。
コンピュータサイエンス学部の説明や模擬授業、研究室公開などを八王子キャンパスにて10時~15時30分(申込制)で行います。

研究棟A4階にて学部長から学部紹介、学部生の好調な就職状況をご紹介します。
教育におけるAI活用についての座談会も行います。
また「ユニークAI構築道場」の学生が作ったシステムについても紹介・展示します。ぜひ、お見逃しなく!

研究棟Aの次の研究室にて研究や道場の活動を紹介します!

  • データ工学研究室(伏見研)
  • ブレインコンピューティング研究室(菊池研)
  • シミュレーション技術・数値計算手法研究室(山元研)
  • ヒューマンセンシング研究室(武研) 
  • コンピュータビジョン研究室(青木研)
  • サービスシステムデザイン研究室(細野研)
  • 感性・言語コンピューティング研究室(岩下・欅研)
  • ゲームと認知科学研究室(グリムベルゲン研)
  • バイオメトリクス研究室(佐藤研)
  • 音声&画像処理研究室(大石研) 
  • 複雑系データサイエンス研究室(瀬之口研)
  • 情報セキュリティ研究室(宇田研) 
  • ロボットビジョン・Spatial AI研究室(松岡研) 

詳細は、以下をご覧ください。

https://www.teu.ac.jp/siryou/gakubu/250615_hachioji.pdf

八王子キャンパスやコンピュータサイエンス学部の様子を見て体験する絶好のチャンスです。盛り沢山のコンテンツをご用意し、東京工科大の学生・スタッフ一同、皆さんのお越しをお待ちしています。是非ご参加ください。お会いできるのを楽しみにしております。

■オープンキャンパス申込フォーム
https://www.teu.ac.jp/entrance/open/reception/index.html

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2025年6月10日 (火)

国際会議IMCOM 2025で論文発表を行いました

2025年6月 2日 (月) 投稿者: CSスタッフ

情報セキュリティ研究室に所属するコンピュータサイエンス専攻修士2年の山裕人(発表時は修士1年)です。2025年1月に開催された国際会議IMCOM 2025 (19th International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication)で論文を発表してきました。開催地はタイの首都バンコクでした。日本からは、東京工科大学の他、お茶の水女子大学、青山学院大学、九州大学などから発表がありました。

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会場はAmari Bangkokホテルで、バンコクの中心部に位置するとても立派な5つ星ホテルです。会議の設営も立派でした。論文は米国の有名な学会であるIEEEから発行されますので、IEEEのロゴが入っています。

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私の発表の様子です。それぞれの発表者がオンラインと対面の両方で発表をする形式になっていまして、その都合上、自席から発表するという特殊な形式をとっていました。質疑応答も、会場にいる参加者とオンラインの参加者からの両方に対応します。私の発表は「Machine Learning Approach to Malware Classification Using Byte n-grams on IoT Devices」というタイトルで、機械学習でマルウェアを分類する研究についてです。近年では、NGAV (Next Generation Anti-Virus: 次世代アンチウイルス)と呼ばれる、主に人工知能を利用したアンチウイルスソフトウェアが流行っています。皆さんがお持ちのパソコンやスマートフォンにも入っているかもしれません。一方で、IoT機器は小型で低性能なものが多く、このようなアンチウイルスソフトウェアがありません。そこで私の研究では、バイトn-gramというものを使って、小さいファイルサイズとメモリサイズで機械学習を行うことで、IoTデバイスにインストールできるアンチウイルスソフトウェアを開発しました。

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このように、オンラインでもスムーズに発表を聴講できるようなしくみになっていました。

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会場の様子です。もちろん、この他にもオンラインの聴講者がいます。

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基調講演は5つあり、4つがオンライン、1つが現地での講演でした。写真はオンラインのものです。中でも、フランスのコンピエーニュ工科大学のLounis Adouane教授による「Resilient and Trustable Control Architecture for Autonomous Navigation in Complex Environments / Situations」には大変感銘を受けました。現在、機械学習による人工知能がほとんど何にでも適用される中、Adouane教授らの自動運転技術は楕円曲線のパラメータを計算しているだけで機械学習を使っていません。これにより、自動車が高速に応答できるそうで、デモ映像でも移動する障害物を自動車が次々と簡単に避けながら走っていました。

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会議のバンケットも盛大に行われました。バンケットでは、現地の踊りも紹介されました。

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IMCOMは、韓国の成均館大学校とマレーシアのクアラルンプール大学が主催していまして、アジア地域からの投稿が多いのですが、最近では北アメリカからの投稿も増えてきているようです。

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高いところから見たバンコクの様子です。こうして眺めてみると、東京に似ています。

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夜景も綺麗でした。

2025年6月 2日 (月)

タイのバンコクで開催された国際会議ICTIS2025で論文発表しました

2025年4月11日 (金) 投稿者: CSスタッフ

大学院CS専攻の修士2年のクラウド・分散研究室の平尾真斗です.私は,現在行っている修士研究を英語論文としてまとめて,国際会議 9th International Conference on Information and Communication Technology for Intelligent Systems 2025(ICTIS2025) に投稿してAcceptされました.この論文発表のために,2025年4月4日から6日までタイのバンコクに出張しました.この国際会議は,Physical版とVirtual版の大きく2つに分かれていました.Physical版は,4月4日にバンコクのBangkok Marriott Hotel Sukhumvitを会場にして行われ,Virtual版は4月5-6日にZoomで行われました.私は,Physical版で現地のバンコクで論文発表しました.この国際会議の主な参加者は,博士課程と修士課程,学部の学生,大学教員,研究機関研究者でした.

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論文発表

発表した論文のタイトルは,” Reduction of redundant alerts by relationship discovery based on port usage” です.この研究の目的は,監視システムから通知されるアラートの中で障害発生箇所を示すアラートのみを限定して通知することです.監視システムは,事前に設定したルールを使って障害発生時にアラートの通知を行います.オンコールエンジニアは,監視システムから通知されたアラートがあると,障害発生箇所の切り分けを行い,2次対応するエンジニアにエスカレーションを行ないます.障害が発生したときに障害発生箇所以外の監視対象から複数のアラートが通知されると,オンコールエンジニアは,複数のアラートが出ているため,原因箇所を特定するための時間がかかります.障害があったときに障害箇所以外から複数のアラートが同時に通知されるというユースケースシナリオです.修士研究の提案は,監視対象のサーバにあるアプリケーションが,他の対象のサーバに接続している数を重みとしてカウントしておいて,複数のアラートが同時に通知された際に,重みの値が最も高い対象のサーバからのアラートだけに限定するフィルタリングをします.この処理を行うことによって,オンコールエンジニアに通知されるアラートを障害発生箇所だけに限定することができます.その結果,障害箇所の特定する時間を短くすることができます.

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国際会議の論文発表は,発表時間が10分で質疑応答が2分でした.私の論文発表は,4月4日の午後 4:30からで,自分の発表時間までは,他の発表を聞いたり発表練習をしていました.自分の発表では,時間を10分にすることができ,その後,質問を1ついただきました.発表で,めちゃくちゃ緊張していたことと,スライドに説明したい内容を詰め込みすぎたために,早口になってしまったのが,反省点です.また,質問に関しては,英語で話をしている内容がうまく聞き取れず,助けてもらいながら解答しました.英語でしたが,質問に対して的確に解答できなかったことで,自分自身の未熟さを痛感しました.他の発表者は,博士課程の学生が多いこともあって,英語での質疑応答にも問題なく対応していました.スライド発表するときは,簡潔に伝えたいことをまとめることの大切さを知ることができました.

発表後

発表後の夕方にホテルの最上階のRooftop Barで国際会議の参加者での交流会がありました.この交流会で,ドリンクを飲みながら他国の学生と英語で話をしました.この国際会議では日本人学生は,私だけした.最初,英語で話すことに苦手意識がありました.試しに話してみると,意外と話した内容を理解してもらうことができて話が弾みました.「どこ出身?」,「研究は何?」,「今博士課程の学生?」みたいな質問をメインでして,そこから話の内容を広めてみました.また,わからないことは,その都度,Google翻訳を使用して調べてみることで対応しました.最初に勇気を持って話してみることで,わからなくても積極的に話すことの大切さが理解できた,よい経験になりました.

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交流会終了後は,ホテルに戻りました.宿泊したホテルの部屋が,すごく広くてベットもふかふかだったので,すぐ寝ちゃいました.ホテルの朝食は,日本ではあまりみないフルーツやタイ米をよく食べました.味も最高でしたね.ちなみに僕は,朝食ではインドカレーばっかり食べてました.

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タイの風景

空いた時間に,バンコクの市内観光をしました.左下の図がタイで最も有名な寺院であるワットプラケオです.建物がとにかく派手で日本のお寺とは違う魅力を感じました.右側の図の建物は,タイの王族が昔住んでいた王宮です.建物の作りをよくみてみると西洋風とも取れる模様が入っていたりして不思議な建物だと思いましたね.

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バンコクの町の特徴としては,車やバイクの往来がとても多いと感じました.左の図にあるように車や,バイク,トゥクトゥクがいましたね.僕自身もトゥクトゥクに乗ってバンコク市内を移動しました.また,町中に屋台がとても多いです.右の図みたいな屋台が,あり食べるものに関しては困らなかったですね.

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タイ料理はどれも絶品でした.左下の料理がパッタイで,米粉の麺を使った料理なのですが,スパイシーでとてもおいしかったです.右の図の料理は,マンゴースティキーライスで,切ったマンゴーと餅米で,日本にはあまりない組み合わせだなと思いました.でもこれうまいのでタイに来た際は,ぜひ食べてみてください.

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国際会議を終えて

国際会議に参加したことで,自分の考えや伝えたい内容を正確に英語で伝えることの難しさを改めて実感しました.特に発表の際には,自分が伝えたい情報を詰め込みすぎてしまい,結果として早口になってしまった点は反省すべき点だと感じています.そのため,今後は「どこが課題なのか」「自分の提案はどのようなコンセプトにもとづいているのか」といった要点を整理し,聞き手にとってわかりやすく伝える工夫が必要です.

また,質疑応答やディスカッションの場面では,相手の質問を正確に聞き取り,その意図を瞬時に理解して答えるというスキルが求められますが,自分にはまだその力が十分に備わっていないことを痛感しました.特に、専門用語を含んだ質問や,英語特有の言い回しに戸惑う場面があり,リスニング力や柔軟な表現力をさらに高める必要性を感じました.

それでも世界中の研究者たちと直接意見交換できたことは,非常に刺激的で,自分の研究を外に向けて発信することの重要性とやりがいを再確認する貴重な経験になりました.今回の論文発表で得た気づきや反省点を,今後の研究活動やプレゼンテーションに活かして,研究内容がより伝わる発表ができるよう努めていきたいと思います.

2025年4月11日 (金)

「たまてく」AR謎解きツアーを行いました!

2025年4月 7日 (月) 投稿者: CSスタッフ

こんにちは!2025年度にコンピュータサイエンス学部3年になる宮島あゆなです。

3月23日に行われたオープンキャンパスにおいて、来訪者様に私たち「たまてく」の活動について発表し、体験していただきました。

私たちのプロジェクトは、AR(拡張現実)技術を活用した謎解きツアーです。来訪者の皆様に楽しみながら東京工科大学について知ってもらうことを目的として開催しました。

ツアーの内容は、学内に設置されたQRコードを読み取り、表示された問題に回答していただくというものです。ただ謎解きをするのではなく、ARで表示されるモデルに大学公式キャラクター『こうかとん』や片柳研究所を使用することで、視覚的にも東京工科大学を楽しんでいただけるのではないかと考えました。

当日は約15組の方々に参加していただきました。参加者の皆様にはARを通じて、非日常的な体験と技術の面白さを感じてもらうことができたと思います。特に、ARでモデルが表示されたときの来訪者様の驚きと笑顔はとても印象的でした。
しかし、モデルがきれいに表示されない、モデルが見つけづらいといったトラブルもあったため、まだまだ改善の余地があると感じました。より良い体験をお届けできるよう、これからも頑張ります!

今後もAR謎解きツアーを開催したいと思っています!ぜひまた参加していただけたら嬉しいです!

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2025年4月 7日 (月)

学部3年生と4年生がコンピュータセキュリティ研究会で発表

2025年3月24日 (月) 投稿者: CSスタッフ

東京工科大学コンピュータサイエンス学部の学部3年生と4年生が学会発表してきましたので紹介します。
 
情報処理学会の第202回マルチメディア通信と分散処理・第108回コンピュータセキュリティ合同研究発表会が2025年3月17日(月)~18日(火)に群馬県庁昭和庁舎で行われ、コンピュータセキュリティ研究会のほうでコンピュータサイエンス学部の学部3年生4名と学部4年生4名が発表を行いました。マルチメディア通信と分散処理研究会のほうでも本学部から発表がありましたが、それは別の機会にお伝えしたいと思います。
 
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群馬県庁昭和庁舎は歴史的建造物であり、使わせてもらう機会は滅多にないとのことでしたので、ここで研究発表を行えるのは貴重な経験です。
 
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「ぐんまちゃん」の石像もありました。
 
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会場はこのようにセッティングされ、とても立派でした。
 
コンピュータサイエンス学部には、3年次にプロジェクト実習という授業があります。テーマはいくつかありますが、情報セキュリティのテーマを選択した学生の中から、優秀な4グループが学会発表を行いました。授業では人工知能の使い方とデータの処理方法について主に学びますが、各グループは技術的に解決が困難な課題を自分たちで見つけ、授業で修得した知識と技術を使ってその課題解決に取り組みます。学会の研究会は、専門の研究者が集まるところですので、その中で学部3年生が発表の機会を得られるのは貴重といえます。
 
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学部3年生の工藤諭さんが、グループを代表して「記号列の組み合わせを用いたステルス化XSS攻撃の検知」という発表を行いました。
クロスサイト・スクリプティング(XSS)という攻撃があるのですが、攻撃コードであることが見つからないようにステルス化されているものがあります。これに対して、JavaScriptに含まれる演算記号の並びをn-gramという方法で処理すれば、機械学習を用いてうまく検出できるのではないかと考えました。論文に評価をまとめた時点では、Random ForestとSupport Vector Machineのアルゴリズムでいずれも、テストデータに対して正解率87.54%、適合率87.50%,再現率87.50%までしか上がらなかったのですが、研究発表会まで追加実験を行い、Random ForestとXGBoostでいずれも正解率94.35%、適合率94.40%,再現率94.35%、F1スコア94.22%まで精度を上げることができました。
 
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学部3年生の佐藤悠弥さんが、グループを代表して「APIコール対応表に基づく特徴ベクトル化手法を活用したマルウェア検出」という発表を行いました。
APIコールと呼ばれるプログラムの命令があります。これを使ってマルウェアを検出する研究はありますが、数が多いために簡単に機械学習することはできません。ファイルを分割することはできますが、悪性の挙動がファイル分割によって分断されたしまった場合には、同じ精度で検出することは難しいでしょう。そこで、このグループは、APIコールを対応表に基づいて数値に置き換え、ユニークなものだけを抽出して特徴ベクトルにするという方法を考えました。いくつかの機械学習アルゴリズムで評価した結果、一次元の畳み込みニューラルネットワークが最も高い正解率0.9576になりました。
 
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学部3年生の進藤景さんが、グループを代表して「異なるイラストを用いたパーツごとの動作データ解析による個人識別手法」という発表を行いました。
このグループが着目したのは手書きの署名です。最近では、スマートフォンの画面やタブレット端末にスタイラスペンを用いて手書きで署名を行うスタイルが定着してきましたが、見本となる他人の署名を入手できてしまった場合には、最悪ではなぞることもできてしまいます。そこで、署名ではなく、指定されたイラストを描いてもらう方法を考えました。本人の筆記の特徴を登録する際に描くイラストと、本人確認の際に描いてもらうイラストのキャラクターは異なります。これらのキャラクターには類似するパーツはあるのですが、大きさや形が少し異なり、本人確認の際に描くキャラクターが何であるかは直前までわかりませんので、攻撃者はなぞるものを用意できません。当初は、不用意に多クラス分類にしてしまったために機械学習による精度が低くなってしまいましたが、2クラス分類で追加実験したところ、本人の類似度が高くなった左目で、最も高い被験者は92.2%、最も低い被験者でも75.4%の正解率で本人確認が行えました。授業の中での研究でしたので、被験者への指示がうまく行えておらず、同じ位置に同じパーツを描かない人や、指示を無視してパーツの輪郭の内側まで描く人もいたとのことで、きちんと実験すれば精度は上がるのではないかとのことでした。
 
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学部3年生の成田彩華さんが、グループを代表して「ファインチューニングを用いた電子署名の偽造」という発表を行いました。
このグループは、署名の画像を偽造する方法を考えました。真っ先に思いつくのが、まったく同じ画像を提示するという方法ですが、これは駄目です。過去の画像と比較されて同じものがあればバレてしまいます。また、質疑応答でもありましたが、過去の像から点の位置を少しだけ変えたものにするという方法も、おそらく既存の様々な方法で見破られます。そこで、このグループは、生成器と識別器という2種類のプログラムを用意し、これらをファインチューニングすることで、本人であればいかにも書きそうな文字であり、過去に本人が書いたものとは異なる筆跡の同じ文字を人工知能に書かせる手法を提案しました。結果としては、機械学習で100%見破られてしまいましたので、署名をうまく偽造することはできませんでしたが、人間が目視で確認する限りでは、いかにも本人が書いたような文字に見えます。背景の色が少し変わっているのと背景に模様ができているのが問題で、どうもこのせいで偽物と見破られてしまっているようです。本物の署名も類似の背景にして試してみましたが、うまくいきませんでした。授業の中の短期間での実験でしたので、ここまでしかできませんでしたが、人間の目は欺けていますので、あとひと工夫すればうまくいきそうなところまで来ています。
 
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このように多くの研究者が発表を聴講しています。実は、オンラインと併用していますので、ここにいる人たち以外にも聴講者がいます。
 
続いて、学部4年生4名による発表を紹介します。
学部4年生は、研究室で研究を行い、卒業論文にその研究成果をまとめています。多くの文献を調査し、良い結果にたどり着くまで試行錯誤を繰り返した多大なる努力が、今回の研究発表で結実しました。他大学や企業の研究者の発表と比較しても、まったく遜色はありません。
 
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学部4年生の貞野秀明さんが「XSSEDデータセットの適正化とステルス化されたXSSの検知手法」という発表を行いました。
クロスサイト・スクリプティング(XSS)の公開されているデータセットには攻撃ではないものも含まれており、それらを適切に整理している過程で、見つからないようにステルス化されているタイプのXSSがある程度含まれていることに気づきました。ステルス化されていない従来のXSSは高精度で検知できますが、同じ方法ですとステルス化されているものは見逃してしまいます。そこで、ステルス化されているXSSを検出する新たな手法を提案して評価しました。結果として、ステルス化されていないXSSは98%以上、ステルス化XSSでも95%以上の精度で検出できました。
 
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質疑応答では研究者の方々と有意義な意見交換が行えました。他のデータセットでも同様の結果になると思われるかという質問がありました。XSSの攻撃を多数集めた良いデータセットはなかなかありませんが、手法は有効ではないかと思われます。
 
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学部4年生の遠藤明恵さんが「抽象構文木の条件分岐と繰り返し構造を利用した悪性JavaScriptの検知手法」という発表を行いました。
悪性JavaScriptは、解析されにくいように難読化されているものもあり検出が困難です。そこで、遠藤さんは抽象構文木に注目してうまく検出できないか試してみました。既存研究でも抽象構文木に注目したものはあるのですが、その方法ですと攻撃者が良性の構造に似せてきたときに見破れなくなってしまいます。一方、遠藤さんの手法では、機械学習のCNNとLSTMを使って抽象構文木の特徴をとらえているため、良性の構造に似せた場合にも違いを見つけられます。実験の結果、データセットの悪性JavaScriptコードを98.97%で検出でき、攻撃者が良性を装う検出回避を試みた場合でも、これより高い精度で検出できました。
 
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学部4年生の田中勁仁さんが「機械学習ベースのNIDSを用いた未知の攻撃分類検知の精度を向上させる手法の提案」という発表を行いました。
既存研究に、ネットワークの攻撃を検知するものがあります。その研究では、攻撃を類似の種類ごとにグループ化し、同一グループの中で何種類かの攻撃を学習すれば、同じグループにある他の攻撃も見つけられるか試していました。そこでは、4つある攻撃グループのうちR2Lと呼ばれる攻撃を分類できる精度が0%となっていました。このような結果になってしまうのは、サンプル数が少ない場合に、機械学習がうまくいかなくなってしまう場合があることが原因と考え、特徴に関係のない情報を除去することでパラメータが収束しやすくなる工夫を施しました。具体的には、情報利得が低い特徴量を削除する手法とOne-Hotエンコーディングしたカテゴリ変数を主成分分析によって1次元に圧縮する手法を組み合わせ、それまで0%であったR2Lを、正解率0.996、適合率0.979、再現率1.00、F値0.989で分類および検出できるようになりました。
 
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学部4年生の内野彰紀さんが「機械学習を用いたDRDoS攻撃の早期検知」という発表を行いました。
この研究は、横浜国立大学の吉岡克成教授との共同研究になっています。DRDoS攻撃というものがあり、この攻撃を受けるとインターネットに接続されているサーバが落とされてしまったりします。DRDoS攻撃を検出する研究は今までにもありますが、基本的に一定時間状況を観測し、攻撃ではない状態と比較することで攻撃を受けているかどうか判断します。この時間が120秒くらい必要になりますので、その間は攻撃を受けっぱなしで攻撃に気づけないということになります。これに対して、10秒間などの短時間でDRDoS攻撃を検知する手法を提案しました。実験の結果、アルゴリズムにLightGBMを用いた場合に最も検出精度が高くなり、10秒間のログデータであっても99.99%の精度でDRDoS攻撃を検知することが可能でした。
 
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内野さんの質疑応答の様子です。今回はデータセットのログを使って評価していますので、実際に攻撃を受けた場合にはどのようになるかという質問がありました。また、もっと短い時間で攻撃を検出できないのかという質問もありました。専門家の方々から貴重なご意見を数多く賜ることができました。

2025年3月24日 (月)

«情報処理学会 第202回DPS研究発表会(2025年3月)で発表をしました

 
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