国際会議3PGCIC-2024(イタリア)で論文発表をしました
2024年11月25日 (月) 投稿者: CSスタッフ
クラウド・分散システム研究室に所属するコンピュータサイエンス専攻の修士2年の高橋風太です.2024年11月13日から15日で開催された国際会議3PGCIC-2024(The 19th International Conference on P2P, Parallel, Grid, Cloud and Internet Computing)で論文発表したので,その時の様子をお伝えします.国際会議の会場は,イタリアのアドリア海に面したサン・ベネデット・デル・トロントにあるHotel Calabresiでした.この論文発表するため,11月11日に韓国とローマで乗り継ぎをして現地入りして,帰りは11月16日ローマから韓国を経由して18日の0時頃に帰宅しました.
11月11日は.韓国の金浦空港に到着してソウル市内のホテルで一泊しました.次の日の11月12日に仁川空港からイタリアのローマ空港に向かいました.飛行機で13時間程過ごしたときの乾燥のせいで,ここで風邪をひいてしまいました.ローマ市内のホテルで一泊したのですが,咳と熱でまともに眠ることが出来ませんでした.11月13日はバスでローマから会議会場があるサン・ベネデット・デル・トロントに向かいました.
11月13~15日の国際会議の期間のうち,私は初日の11月13日に論文発表をしました.
咳をしながらの英語での発表でしたが,発表自体は比較的スムーズにできました.その後の質問に対して,自分が納得できる英語の受け答えができず,この質疑応答では不甲斐ない結果になりました.日本語であれば答えられる質問であったこともあって,自身の能力に対する未熟さを実感しました.国際会議の残りの期間は,自分の発表のときに風邪の症状が悪化したこともあって,ずっとホテルの部屋で療養していました.会議会場と宿泊したホテルは別の場所にあって,宿泊したホテルは部屋の広さやサービスも含めて割と満足でした.
11月16日は,サン・ベネデット・デル・トロントからバスでローマに向かいました.途中では,雲海や綺麗な景色を見ることが出来ました.
ローマのテルミニ駅近くで,昼食で生パスタを食べましたが,とてもしょっぱかったです.ここではイタリアと日本の味覚や文化の違いを感じました.
11月17日に韓国の仁川空港で一旦降りて,金浦空港を経由して羽田空港に着きました.自宅についたときは,11月18日になっていて,この国際会議の論文発表に丸々一週間費やしていたことになります.
感想としては,私が海外に行くことが初めてだったこともあって,貴重な機会だったと感じています.自分よりも若い人が発表していたり,英語を話していたりすることを聞いていて,改めて自分自身を客観的に見ることができました.また,研究の内容に関しても,今までの学会発表であった質問のときは,内容を理解してもらえるプレゼンテーションが出来ていないと感じることもあった中,今回の英語の発表では,研究の今後を考える必要のある質問をしていただけたことがあって,成長のための良い機会になりました.今後は,多くの学生が国際会議に挑戦することで,価値のある有意義な時間を過ごしていただけたらと思います.
国際会議で発表した論文は,下記になります.
Takahashi, F., Kushida, T. (2025). Minimization of Transfer Time for User Files Through Read Control for Backup with Deadline Time. In: Barolli, L. (eds) Advances on P2P, Parallel, Grid, Cloud and Internet Computing. 3PGCIC 2024. Lecture Notes on Data Engineering and Communications Technologies, vol 232. Springer, Cham.
https://link.springer.com/chapter/10.1007/978-3-031-76462-2_18
2024年11月25日 (月)