皆さんはどんな夏休みを過ごしていますか?
教員は前期の試験の採点や成績評価があります。自らの学生時代、「何百人も採点するレポートだ、どうせ先生はちゃんと見ないから、他人のを写しても分からないだろう」などと「考えた」(実行はしていません)ことを思い出します。しかし、採点する側になると、もちろん全ての答案やレポートを自分で読みますから、何百枚あっても同じものがあれば必ず分かります。
大教室の私語や内職(他の教科の予習など)も同様にすぐに分かるのです。その立場にならないと分からないこともありますね。
学生時代の反省をもう一つ。多くの学生は自分が理解できるのが「よい講義」だと思っているでしょう。そして、興味のある講義ばかり選びたがります。私もそうでした。しかし、卒業してから、「取らなかったけど、あんな講義があり、あの先生の話を聞くチャンスがあったんだ」と後悔しました。
全て理解できなかったり、面白くないからといって、「つまらない講義」だと切り捨てないで下さい。そんな時でも、例えば、いわゆる方法論、説明の仕方や物の考え方だけでも学んでおけば、長い13回の講義に費やした時間は決してムダにはなりません。
落合 浩太郎
2009年8月24日 (月)