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2009年12月

2009/12/22

ロボコン

2009/12/22

はじめまして。東京工科大学CS学部の助教の牧野浩二です。
ロボコンに挑戦ということで昨年から始めています。今年の頑張りをWEBにアップしてありますのでどうぞみてください。
ロボコン挑戦WEBページ:http://www.teu.ac.jp/ohshe/robocon2010/index.htm

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CS学部助教 牧野浩二

2009/12/07

町の本屋さんで未来予想図

2009/12/07

 どうも。学内では数学を担当しているストラトです。

 寒くなってきて、もうすぐ期末試験や受験シーズンですね。きっとこれを見ている皆さんは試験勉強に頭を悩ませていることでしょう。今日はそんな試験から離れて、ちょっと未来のことを想像してみませんか。

 ではまず質問から。みなさんは、数学っていったい何の役に立つと思いますか?

 例えば、本屋さんに行ったときに参考書コーナーからちょっと離れて、理工系の本が置いてあるところに行きましょう。本屋さんにもよりますが、数学の専門書が置いてあるところもあるでしょう。そこには皆さんが大学に入ってから学ぶ「微分積分」や「線型代数」の本があります。その他、「微分方程式」「代数学」「リーマン幾何学」「確率論」などいろいろなタイトルの本があるでしょう。その目次を見てください。きっと今は理解できない言葉たちが頁を埋め尽くしているでしょう。

 その本たちの中に「微分方程式で数学モデルを作ろう」(日本評論社)があったら手に取ってその目次を是非見てください。そこには皆さんも知っている言葉が沢山並んでいます。ロケットの飛行、広告に対する売上げ反応、美術品の贋作、伝染病、軍備競争の力学、etc…

 ちょっと意外な気がしませんか?実は、数学はいろいろなところに直接的に利用されています。携帯電話に使われているGPS、クレジットカードのセキュリティのための暗号、車のエアバッグ、保険の計算、証券や金融における予測。挙げたらきりがありません。

 残念なことに高校の教科書にはこれらの応用は出てきません。でも、みなさんの未来には大学生の自分が待っていて、そこには上に出てきた応用例を理解するための学問やいろんなことを学んだり考えたりする時間が待っています。

 いまの皆さんには学ぶことも想像することもいっぱいあるでしょう。そしていまの勉強や想像は未来につながっています。みなさんが漠然と考えていることが未来では重要なものとして実現することだってあるでしょう。その想像をなくさないようにしてください。

 未来にこの大学に入学したらその実現ができるようにいっしょに学びましょう。では。

CS学部教員 ストラト

2009/12/02

睡眠時無呼吸症候群(SAS)センサシステム

2009/12/02

はじめまして。

SAS先生です。東京工科大学CS学部の教員です。

ブログを書くのは初めてということで、かなり緊張して書き込んでいます。

12月1日師走の初日の今日、大変ラッキーなことがありました。
事業仕分けの犠牲にもならず、JSTのA-STEP(ハイリスク挑戦)へ
申請していました、「人間ドック、ホテル等での一次スクリーニング用の
光ファイバ型睡眠時無呼吸センサシステムの研究開発」に多額の助成金を
出して頂けることとなったのです。

SAS(睡眠時無呼吸症候群)という病気は、私のような中年太り(BMI:26)以外にも、
細身の高校生や、幼児でも発病するそうですよ。授業中に眠くなったり、
集中できない人は要注意です。柔らかいものを食するようになって顎の
退化した人類の宿命の病気だそうです。寝ているときに舌が気道を塞いで
呼吸が止まるのだそうで、早く見つけて早期に治療しないと突然死を招くとか。
光ファイバ型睡眠時無呼吸センサ(F-SASセンサ)はシーツの下に
光ファイバシートを敷くだけで、普段寝ている状態でこの病気を見つけて
あげるものです。世のため、人のためになる実用的な研究開発です。
明日からまた頑張るぞ!

これまでに開発したF-SASセンサの写真を紹介して、
初めての記念すべきブログに筆を置きます。

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よくできました

今週のコンピュータ系実験では,論理回路の自由製作を行いました.学生自らおもしろいコンテンツを考え,その電子回路を設計して実装および動作をさせるというものです.この実験では論理回路の基本素子であるANDやORの使い方から始まり,加算器やラッチ回路などを組み上げてきました.とか簡単に書きましたけど,思い返せばいろいろと事件がありました.Light Emitting Diode (LED)が最後に超高輝度の輝きを放って散っていったり,Integrated Circuit (IC)が異臭を放ったりと,教員側から見ると微笑ましい(?)光景が繰り広げられました.(基本的にこういうことはあまりよくないので回路はきちんと組みましょう)
と,まぁ紆余曲折ありましたが立派な電子回路を仕上げられるまでに至ったようです.ここでは幾つかの作品を紹介したいと思います.


Image001数当てゲーム
中央右部の数字を一人が決め,もう一人が中央左部に数字が同じになるように予想して設定.見事に一致すると勝利回数が右上に表示されるというもの.もちろん,真中に仕切りを設置して遊びます


Image003ルーレット
緑色LEDと青色LEDから構成されるルーレットで当たりを引くと,赤色LEDの花火が打ち上げられるというもの.写真はちょうど花火が開いたところ.

Image005ストップウォッチ
百分の一まで表示できるようです.RBI, RBOをしっかり使っているようですね.

Image0074bit数当てゲーム
こちらも数当てゲームです.配線が大変きれいにできていますね.



(ニックネーム T)

2009/12/01

理系の落とし穴

2009/12/01

こんにちは。東京工科大学CS学部准教授の冨永です。CS学部ブログに興味を持ってくれてありがとう。

このブログを読む高校生の皆さんは、多かれ少なかれ、ものをつくることや、何かを創造することに興味を持っていると思います。将来なにかよいものをつくるために、数学や理科、あるいは英語などを勉強しているでしょう。そういう勉強は結構むずかしい。だから皆さんはもしかしたら、そういった勉強だけやっていれば十分だろうという気分になっているのではないでしょうか。

ところが、そうやって理系の知識を身につけるだけでは、本当にいいものをつくるのは難しいのです。

たとえば自動車を考えてみましょう。車を作るには、車の仕組みについての知識が必要です。でもそれだけを知っていても、よい車、創造的な車は作れませんよね。車がどのように運転されるのか、車の形や色の美しさとはどういうものか、さらには、車を運転して何をするのか、どこに行くのか、そして車は社会でどういう役割を果たすべきなのか。そういうことまで考えることで、よりよい車を創ることができるのです。

理系科目である数学や理科(科学)は、「〜である」ということは教えてくれます。円周は半径の2π倍である。地球はおよそ楕円体である。物は地球に引かれて落ちる。しかし、「〜は良い」「〜は美しい」「〜であるべきだ」ということは一切教えてくれません。「〜は良い」を知らずに、どうして良いものが作れるでしょうか。

数学や理科と違って、良さや美しさは「これをこの順番で勉強すれば身につく」というものではありませんから、どうも漠然としていてよくわからないと感じると思います。その通りです。数学や理科とは違った難しさがあります。授業や教科書ではなかなかうまく学べないという難しさが。そしてそれを学ぶには、数学や理科を学ぶのと同じくらいの、いやそれ以上の時間がかかります。

だから皆さんには、今のうちから、良さや美しさを知るための学びを始めてほしい。特に、人間がこれまで何をしてきたのか、その過程で、何を良いものとし、何を美しいものとして見出してきたのか。人間は知恵を蓄積しつつ時を歩んでいます。皆さんもきっと好きなゲームやロボット、アニメなどは、これまでに蓄積された膨大な知恵を使って作られたものです。皆さんも素晴しいものを作ろうと思うなら、その知恵を知りましょう。

心配しなくても大丈夫。どうせやり方は決まってないし、終わりもありません。私もまだ学んでいる最中です。そのためにはいろんなことができます。本を読む。美しい音楽を聴く。楽器に親しむ。美術館や博物館へ行く。自分でも絵を描く。演劇を楽しむ。武道や書道や茶道など、道にまで高められたものを経験する。丁寧に作られた食事を味わう。旅行をして街や自然の中に身を置く。他にもいろいろあるでしょう。

中でも読書はいつでもどこでもできるのでおすすめです。いくつか本を紹介しましょう。

•「読書力」齋藤 孝(岩波新書、2002年):よい読書ガイドです。おすすめの本も多く紹介されています。
•「家族八景」筒井 康隆(新潮文庫、1975年):現代が舞台の小説です。続編もあります。
•「用心棒日月抄」藤沢 周平(新潮文庫、1981年):小説。江戸時代が舞台。
•「梟の城」司馬遼太郎(新潮文庫、1965年):戦国末期が舞台の歴史小説です。
•「一九八四年」ジョージ・オーウェル(ハヤカワepi文庫、2003年):世界的名作。1949年発表の新訳です。
•「愛するということ」エーリッヒ・フロム(紀伊國屋書店、1991年):これも世界的に広く読まれています。
•「哲学入門以前」川原 栄峰(南窓社、1967年):人間の知の体系への入門。
•「閉された言語空間」江藤 淳(文春文庫、1994年):副題は「占領軍の検閲と戦後日本」。
•「自由論」ジョン・スチュアート・ミル(岩波文庫、1971年):原著は1859年の古典。社会生活における自由を理解するための必読書。

皆さんが、良いものや美しいものへの理解を深め、将来そういうものをどんどん創造していけることを願っています。もちろん、数学や理科の勉強もしっかりね。

CS学部准教授 冨永 和人

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