コンピュータの光配線と太陽光発電
2010年5月28日 (金)
東京工科大学CS学部 光集積・分子ナノシステム研究室の教員です。
コンピュータの高性能化をめざして,「装置内部の電気配線を光配線に置き換える」研究がIBMやIntelで行われています.
ところが価格が高すぎ,実際に使用することは困難です.これを解決するために,当研究室では,「自動的に光配線を形成する自己組織化光波網(SOLNET)」,「分子を1つ1つ配列させて人工的な材料をつくりあげるMolecular Layer Deposition(MLD)」という夢の技術を開発しています.
上側の写真は,2本の光ファイバ間に自動的に形成されたSOLNETです.下側の図は,MLDの原理と,MLDにより配列させた分子が実際にどのような形でつながり,どのような特性をもつかをコンピュータにより予測するCGモデルです.現在,これらの技術を,差し迫った問題である「太陽光発電」に役立てようとしています.
2010年5月28日 (金)