コンピュータサイエンスで花開く女子力 (8/21 オープンキャンパスにて)
こんにちは.CS学部の数少ない女性教員の1人,岩下です.
さて,8月21日のオープンキャンパスでは,CS学部を卒業して社会で活躍している先輩OGたちによるパネルディスカッション「コンピュータサイエンスで花開く女子力」を予定しています.
みなさんもご存知のとおり,理系(特に工学)の道に進む女子高校生は非常に少ないです.私が大学生の頃も学部88人中3人しか女性がいませんでした.入学式の後,学部全員が教室に集まったのですが,私たち3人が部屋に入った途端にみんなが一斉に振り向きました.懐かしい思い出です.
私は昨年,ある学会で開かれた「女性研究者のパネルディスカッション」に参加しました.その時の話題の1つが,なぜ工学系に女性が少ないのか?についてでした.
考えた結果,次の3つが挙がりました.
- 子供のうちから「女子は理系科目が苦手である/苦手で良い」と思い込まされる
- 工学=バリバリ理系 というイメージ(情報は様々な分野の複合分野なのに)
- 工学系に将来像のモデルが無い(化学者のキュリー夫人,宇宙飛行士の向井千秋さんのような)
我がコンピュータサイエンス学部にも,女性が1割に満たない現状があります.
今回のパネルディスカッションでは,CS学部を卒業した女性の先輩方が集まり,日々の仕事や生活,ICT分野において女性が必要とされていることなどについてお話しします.
高校生の皆さんに「ICT分野で働く素敵な女性」の将来像が少しでも映れば嬉しいです.
日時:8月21日(土) 11:30-12:20
場所:八王子キャンパス 片柳研究所4F KE403教室
2010年8月 2日 (月)