« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010/08/30

音の豆知識2(音で感じる涼感)

2010/08/30

今夏は毎日暑い日が続いていますね。高校生の皆さんはクーラーの効いた部屋で勉強することが多いと思いますが、長い間クーラーの部屋にいると体がつらいという人も多いようです。クーラーがなかった時代の人は涼しさを求めて、いろいろ工夫をしていたようです。たとえば風鈴や水の流れる音などを聞いて涼しさを感じていました。

_20100830_1 この夏、岩手県の渓谷で久しぶりに渓流釣りを楽しんできました。渓流の縁や川中を歩きながら山女魚や岩魚を釣ります。足音を立てないように気をつけているためか、水に触れても涼感を感じる余裕はありません。しかし、渓流には写真にあるような小さな滝もいくつもあり、ザーッという滝音を聞いているとこのときなぜか心が安らぎ、改めて涼しさを感じます。



_20100830_2 盛岡市で南部鉄の小さい風鈴を買ってきました。風鈴はその大きさや材質によって音色が異なることはよく知られています。同じ材質ならば小さいものほど高い音がでるのですが、ハンマーも小さくなって鈴音は小さくなってしまいます。音の大きさと音の高さの違いに人の好みが生まれるのかもしれません。いくつかの風鈴の中から気にいったものを買いました。チリ~ン、チリ~ンととても爽やかな涼しげな音がします。

朝夕のまだ気温があまり上がらない時間帯は窓辺に吊るした風鈴の音を楽しんでいます。また、締め切った部屋でも扇風機の風が時々あたるようにすると風が吹いていない日も音色を楽しむことができます。

皆さんも勉強中の気分転換に風鈴を楽しんではいかがですか。

以上、音好釣士でした。

2010/08/27

キャンパスの帚草

2010/08/27

高校・大学では写真部にいました。Tri-Kは、大学時代に使ったハンドルネームです。学生時代は、風景写真を中心に撮っていました。

今でも、時々、草花を中心に写真を撮っています。デジカメも悪くないですが、電池の消耗が激しいので、ビデオカメラでの静止画撮影を愛用しています。ビデオカメラだと、充電して1カ月位放置していても、ちゃんと使えるので、「撮りたい」と思った時に気楽に使えます。

ちょっと脇道にそれましたが、昨年、本学の職員の方にキャンパスにある帚草("コキア"ともよぶようですね)を教えて貰いました。「季節になると、綺麗な色になりますよ」と言われたので、その後気にしていると、スクールバスが入ってくる西門から右に折れる道沿いに、帚草がずらっと並んで、見事に色づいていました(昨年10月下旬に撮った写真)。

_20100827_1

この写真を撮って暫くして、また行ってみると、もう鮮やかな色は褪せてしまっていて、草花との一期一会を感じました。ちなみに、この草の実は「とんぶり」というそうですね。「畑のキャビア」とも言われるようですが、ネットで見ると、その味には様々な見解があるようです。

今年も行ってみると、この酷暑のせいか、昨年ほどの見事な行列にはなっていませんでしたが、帚草が青々と育っていました(暑い日差しで、これを撮りにいっただけで、汗だくになりました)。

_20100827_2

今年も、10月下旬には鮮やかな色になってくれることを期待しています。

Tri-K

2010/08/24

コンピュータとバイオと音楽の関係?

2010/08/24

コンピュータサイエンス学部准教授の冨永です。今日は私の研究室で行なっている研究の一部を紹介します。

私の研究室では人工化学というものを使っていろいろな研究をしています。人工化学とは研究手法の一種で、化学反応式のような記法を使って仮想的な化学反応系を作り、その化学反応系をコンピュータの中でシミュレートして観察するというやり方です。言ってみれば、神様になったつもりで、原子や分子を設計し、その間の反応を好きに決めて、化学反応の世界を作るようなものです。私の研究室では、この手法を使って、DNAから蛋白質を合成する過程など、生体内のさまざまな反応をモデル化しています。あ、モデル化というのは、対象をあらわす模型を作ることです。実際の自動車に対して、そのプラモデルを作るようなもの。人工化学の場合には作るのが数式なので、手ではさわれませんけど。そのようにモデル化をすることで、対象である生体とそこでの現象を深く理解しようという試みです。人工化学は、バイオとコンピュータの橋渡しをしてくれる研究手法です。

これはシミュレーションソフトウェアの動作画面です。細胞内で膜を使って物質を運ぶ動きをモデル化してシミュレートしているところです。

Image001

このように人工化学はもともと生命を研究するために考えられたものですが、私の研究室ではこれを音楽の自動作曲にも応用しています。

化学反応と作曲にどういう関係があるんでしょう?

コンピュータは基本的に、プログラムに書かれた順序で処理を行ないます。プログラムには、こういうデータはこうする、こういう操作があったらこうする、などが書かれています。データや操作によって処理が変わるとは言え、とあるデータや操作が与えられたら、コンピュータの動作は基本的に一本道を進みます。このように、各時点でやることが決まっていることを、「決定的である」と言います。プログラムに書かれる手続きは(普通は)決定的だということです。

これに対して、作曲は一本道ではありません。メロディーの最初の音としてドの音を選ぶのかレの音を選ぶのか、あるいはその小節の伴奏としてドミソの和音をつけるのかレファラの和音をつけるのか、その場で必ずしも決められるものではありません。このように、選択肢がいくつかあるようなことを、「非決定的である」と言います。どの選択が正しいのか、その場ではわからないような手続きは非決定的です。作曲という手続きは非決定的なので、プログラムとしては表現しにくいのです(プログラムは普通は決定的な手続きを書くものなので)。

(「決定的」とか「非決定的」という言葉の正確な意味については大学での授業をお楽しみに。)

では、化学反応を考えてみましょう。試験管に入った溶液中にたくさんの分子があることを想像してみてください。ある時点で反応を起こせる分子がいくつもあるとしたら、そのうちどの分子が反応するかは決まっていませんよね。選択肢がいくつもある状態です。だから化学反応系の振舞いは非決定的だと言えます。人工化学はそのような化学反応系を表現しシミュレートするので、作曲のように非決定的な手続きを表現してそれを動かすのに適しているのです。

実際には作曲は次のように行ないます。音や和音を原子に見立てます。それらがぶつかって結合し、メロディーや小節を構成します。できた小節がつながることで曲を作っていきます。どのような音や和音がどのように反応するかは、化学反応式として書きます。それらをシミュレーションソフトウェアに与えて動かし、しばらく待つと曲ができます。原子や分子や化学反応式を変えることで、別の種類の曲を作ることもできます。どんな曲ができるかの例は自動作曲のページに乗せてあります。詳しいやり方を知りたかったり、実際の動作が見たいなら、学園祭に来てください。

「コンピュータ」や「バイオ」という分類は便利で分かりやすいものですし、各分野の内容がよく分からないうちは助けになる考え方です。でも、その分類が絶対の境界だと考えてしまうと、面白いことを見落としてしまうかも知れません。何が大切なことか、自分が何を面白いと思うか。与えられるのを待つのではなく、自分の頭で考えて選びとっていくことが大事だと思います。もちろん、ひとりよがりにならないように、必要な知識はしっかり身につけなければいけませんけどね。

冨永和人

2010/08/11

金沢での学会に参加、ついでに兼六園とところてん

2010/08/11

1年ぶりブログ登場のNEWDAYSです。

さて、8月3日から学会で金沢へ行ってきました。大学院2年のT君が発表しました。金沢といえばお決まりの「兼六園」。とにかく定番の写真は取らねば。

Image001

当日は37度の猛暑でした。アスファルトの上はこれ以上の温度になっています。

Image004

そのあとは、お茶屋さん街を散策しました。宣伝にあるように、京都のようなイメージです。
Image006

お茶屋さんに入って、「ところてん」を食べました。ごちそうさま。

Image008

まだ、就活している4年生! 暑さに負けないで、みんな、がんばれ!

NEWDAYS

2010/08/10

バンダイ社訪問にいってまいりました

2010/08/10

ながらくご無沙汰いたしております。

コンピュータサイエンス学部教員のS.C.松下です。

7月31日(土)の研究室公開では,多くの方にご来訪頂き

大変ありがとうございました。

また,7月18日(日)の模擬授業でも登場いたしておりました,

モーション感応型ヘッドフォン(通称ガンダマイザーZZ改)が

この度ご縁あって,ガンプラ等の玩具にて有名な

バンダイ社(バンダイナムコグループ)を訪問いたしました。

Bandai20100729s バンダイ社・本社前(台東区駒形)

Gundam20100729s 同,本社前のSDガンダム像

当日は,あいにくの雨模様ではありましたが,

目前に見える東京スカイツリーが400mを突破するその日に

ガンダム聖地の1つを訪れることができ,大変喜んでおります。

今回出撃(?)したガンダマイザーZZ改は,昨年登場した

10周年記念モデルの改良型で,モーション計算の方法を

抜本的に見直すことで,ほぼ全ての年齢層の方に楽しんで

いただけるのが特徴です。

まだまだ不思議なおもちゃの開発を続々と続けてまいりますので,

いつかどこかで,またお会いできれば幸いです。

2010/08/03

ある日ある研究室の会話(2)

2010/08/03

教員E: ついにA君も就活決まったねー、よかった、よかった。
ところで、安全ドラフトの中で何燃やしてるんだ? もう実験始めたの?
なかなかえらいじゃないか..。

M2学生A: ・・実は○,×,△社のパンフレットを燃やしてます。

教員E: ん? 廊下の奥にパンフレットなどをすてるためのBOXがあるよ。

M2学生A: いやー、とにかく燃やしたいんです!

教員E: ??..。あーそうか。
でも自分をおとした企業のパンフレットを燃やすのはどうかなー?
気持ちはわかるけど..。

M2学生B: あのー、C君は○○社のパンフ切り刻んでましたよ。

教員E: 沈黙。 (つづく)

01

by教員E

2010/08/02

コンピュータサイエンスで花開く女子力 (8/21 オープンキャンパスにて)

2010/08/02

こんにちは.CS学部の数少ない女性教員の1人,岩下です.

さて,8月21日のオープンキャンパスでは,CS学部を卒業して社会で活躍している先輩OGたちによるパネルディスカッション「コンピュータサイエンスで花開く女子力」を予定しています.

みなさんもご存知のとおり,理系(特に工学)の道に進む女子高校生は非常に少ないです.私が大学生の頃も学部88人中3人しか女性がいませんでした.入学式の後,学部全員が教室に集まったのですが,私たち3人が部屋に入った途端にみんなが一斉に振り向きました.懐かしい思い出です.

私は昨年,ある学会で開かれた「女性研究者のパネルディスカッション」に参加しました.その時の話題の1つが,なぜ工学系に女性が少ないのか?についてでした.
考えた結果,次の3つが挙がりました.

  • 子供のうちから「女子は理系科目が苦手である/苦手で良い」と思い込まされる
  • 工学=バリバリ理系 というイメージ(情報は様々な分野の複合分野なのに)
  • 工学系に将来像のモデルが無い(化学者のキュリー夫人,宇宙飛行士の向井千秋さんのような)

我がコンピュータサイエンス学部にも,女性が1割に満たない現状があります.
今回のパネルディスカッションでは,CS学部を卒業した女性の先輩方が集まり,日々の仕事や生活,ICT分野において女性が必要とされていることなどについてお話しします.
高校生の皆さんに「ICT分野で働く素敵な女性」の将来像が少しでも映れば嬉しいです.

日時:8月21日(土) 11:30-12:20
場所:八王子キャンパス 片柳研究所4F KE403教室

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »