気づき
雑誌で企業の採用担当者の座談会を読みました。キー・ワードは「気づき力」でした。「自分の頭で考えるようになる」ことと説明されています。同じ体験をしても、何かに気づいて、つまり、新たな発見によって成長できる人とそうでない人がいるということです。
講義ではなく、演習形式の授業でもそれを強く感じます。何度も同じ注意をされる学生もいれば、一度で済む人もいます。時に、自分が言われなくても「人のふり見て、我がふり直せ」で、他人を見て自ら修正できる人もいます。こんな学生が増えるとお手本となって、好循環が生まれて授業が活性化します。
私自身も最近こんな経験をしました。近所に名前は知らないが顔見知りの上品なお年寄りの女性がいて、道ですれ違うとあいさつをしていました。最初は気付かなかったのですが、歩きながら会釈する年少の私に対して、この方は立ち止まって頭を下げるのです。それ以降、私もそれを見習うように心がけています。
K
2010年12月 1日 (水)