CSブログ連載シリーズ 松下的コンピュータゲームの世界
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。
昨日(6月26日・日曜日)開催の東京工科大学オープンキャンパスにて、ヘッドホン型バランス感覚測定器(CCP-X-13)のお披露目を行いました。
それでは、X-13が無事デビューとなるまでの動きを追ってみたいと思います:
○2011年6月18日(土)未明
X-13では、高速(秒速100回以上)にて正確に身体のモーションを計測しつつ、ワイヤレスでデータを飛ばす必要があるのですが、最大の問題は無線モジュールからのノイズを防ぎつつ、電池の持続時間を確保することにありました。
そこで、1/1000秒単位での精密な時間制御を行うプログラムを作成し、ついに要求性能をクリアしました。
○2011年6月23日(木)午前11時
オープンキャンパスでの展示に先駆け、研究室(CSE)での最終レビューを行いました。
その中で、上空から見た頭の動きをリアルタイムでノートPCのディスプレイに表示する機能の検討が行われ、最終的なスペックが決まりました。
○2011年6月26日(日)午前9時30分
想定はしていましたが、異常事態が発生しました。
なんと、会場(16階建ての11階)自体が揺れており、机の上にヘッドホンを置いた状態で、かなりな揺れ運動が観測されてしまうことが判明しました。が・・・。
こんなこともあろうかと、建物の揺れ運動をキャンセルするシステムを搭載していたことが幸いし、事なきを得ました。
○2011年6月26日(日)午後4時
無事研究展示が終了しました。
普段は自覚することの難しい身体バランス感覚をリアルタイムで表示するX-13システムを、80名を超える来場者の方々の体験して頂くことができました。
研究は、まさに「ライブ」なので、日々刻一刻と進んでいきます。
その中の一瞬を、ご来場頂きました皆様と共有させて頂けましたことを、スタッフ一同、心より感謝いたしております。
それではまた!
Soichiro C. Matsushita
2011年6月27日 (月)
コメント