CSブログ連載シリーズ 松下的コンピュータゲームの世界
2011年8月29日 (月)
第15話 模擬授業に備え、ついに012に挑みました
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。
8月20日(土)に実施いたしましたコンピュータサイエンス学部模擬授業では、若干雨模様の天気の中、大変多数の方のご来場を頂き、
スタッフ一同大変感謝いたしております。
模擬授業では、「ゲームの面白さを科学する」というタイトルで、実際に学部2年生向けに開講している講義「コンピュータゲーム基礎」の一部をご紹介させて頂いております。
さて一方、今回の模擬授業に備え(?)、ついに劇太ギター弦に挑んでみました。
ギターは一般的には弦を6本使うのですが、恐らく最も良く使われている「スーパーライトゲージ」と呼ばれているものでは、最も細い1弦で太さ0.009インチ(約0.23ミリ)です。
一方、松下が目標としているSRVに挑むには、約40%強も太い0.013インチ(約0.33ミリ)の「ヘビーゲージ」が必要になります。そして、こんな太い弦はあまり市販されていなかったのですが、授業準備のかたわら、ふと通販サイトを見ると続々と新発売されていることが分かりました。
弦の太さがこれだけ変わってしまうと、弦を指で押さえるだけでもの凄い力が必要になる上、ギターにも相当な負担がかかるため、まずは0.013の一歩手前にあたる0.012(これでも33%太い!)でトライしてみました。
結果は...
(1)弦が太すぎて、色々なところがおかしくなった(糸巻き器やナットからはみ出た)
(2)あまりの張力(テンション)の強さで、3弦が1日で切れた
(3)スーパーライトなら楽々できる2音半チョーキング(弦を指で引っ張って音程を上げる奏法)はほとんど不可能で、なんとか1音上げるのが限界だった(2弦10フレット付近で)
(4)しかし音は良かった(6弦:0.052インチを弾くとベースの様な音がします)
ギターは、人の手指の動きを音楽に変換しますが、この視点からはゲームコントローラと同じ種類(どちらも手指の動きを何かに伝えます)の装置であると言えます。そこで、人間の感性を伝える装置として、今後もコンピュータゲーム共々研究を進めてきたいと考えております。
それではまた!
Soichiro C. Matsushita (ただ今、レベル9902・・・もう上がらん)
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