CSブログ連載シリーズ 松下的コンピュータゲームの世界
第14話 X-14が完成しました
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。
去る8月6日(土)のオープンキャンパスでは、大変多くの方にご来場を頂き誠にありがとうございました。
当日は、CCPシリーズの最新型機である反射神経スピード測定器:CCP-Xー14を展示いたしましたが、人間の限界と言われている0.2秒以内で安定して入力に成功する方がいらっしゃる一方で、松下は1.000秒を出すことに成功しました。(実は、1.001秒以上だと、Too Late!と言われてしまうので、かなりもの凄く難しいです)
また、せっかく4方向に倒せるジョイスティックですので、4つつながると消える落ちものパズルゲームに接続してみたところ、こちらもなかなかいい感じに動いておりました。
こちらの写真は、X-14の中身ですが、2000年から始まったCCPシリーズの歴史上、電池(左端についていて、赤と黒の電線が出てきている、なぜか保護色になっている物体)がセロテープ止めになっている初のマシンとなりました。(いつもなら輪ゴムで止まっていますが、今回は輪ゴムを引っかける場所が見つかりませんでした・・・)
X-14は、ゲームセンター等で普通に見かけるジョイスティックなのですが、実際にコンピュータにつないでみると、考えなければいけないことが山のようにあることが分かりました。
人間は秒速何回までならスティックを操作できるのか?、スティックから出てくる電気信号はどの程度正確なのか?、放っておくとすぐに電池を消耗させてしまうワイヤレス通信機を長時間使えるようにするにはどうしたら良いのか?、など、本当にやってみなければ分からないことだらけでした。
さて、今夏のオープンキャンパスも残すところわずかとなってまいりましたが、次回は8月20日(土)にコンピュータサイエンス学部模擬講義「コンピュータゲームの面白さを科学する」に出演いたします。
いつものように、当日になってみないと何が飛び出すのかは謎ですが、新しいエンターテイメントと、その可能性をご紹介できればと考えております。
それではまた!
Soichiro C. Matsushita (ただ今、レベル5300)
2011年8月11日 (木)
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