CSブログ連載シリーズ 松下的コンピュータゲームの世界
第16話 「ナンセンス」をパワーに換えてみましょう
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。
9月に入り、ようやく夏を乗り切りつつある今日このごろですが、大学内での論文発表会や、学外での学会等が続々と押し寄せてきております。
そのような中で、ついにキャラクターのレベルが一向に上がらなくなってしまったディスガイア4(日本一ソフトウエア、PS3)ですが、最近ではさらにナンセンス方向に走っていっております。
写真では、もはやこのブログではお約束的存在の(?)ギター2本にスタンド付きマイクが2本、タンバリン、そしてなぜか、ネギとスコップと軍配(大相撲で行司さんがもっているやつ)が、宇宙船(ディスガイアの世界観では、このたぐいの船を界賊船と呼んでいますが)上のラーメン屋台の周囲に並ぶという、恐らくは理性的には全く理解不能なシーンが展開しております。
理解不能=ナンセンス ということになると思うのですが、皆さんもゲームに限らず、何かに行き詰まってしまった時に、これと似たような行動パターンをとることはないでしょうか?(これを、ただの現実逃避と指摘された場合、なかなか反論するのは難しいですが・・・)
実際には決して起きないと思われる事(あるいは、起きると困るもの)を真っ正面から追求するのが、コンピュータゲームの1つの役割かと思いますが、ここでただ単に「笑い」のためであると言い切るのは、何となく違っているような気がいたしております。
人はパンのみにて生きるにあらず。まずは、ありったけの想像力(妄想力?)で、ナンセンスをパワーに換える生き方にトライしていきたいと思う今日この頃です。
それではまた!
Soichiro C. Matsushita (レベル9999・・・全てを遊び倒す旅はつづく)
2011年9月 6日 (火)
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