CSブログ連載シリーズ 松下的コンピュータゲームの世界
第28話 今から30年前のゲームをゼロから作り始めました
新年明けましておめでとうございます。CS学部教員の松下宗一郎です。
この年末は、FF13-2をプレイいたしておりましたが、総プレイ時間70時間、イベント達成数(ゲーム中ではフラグメントと呼ばれています)160個中120個にて冬休みが明けてしまいました。(どうしても見つからないワイルドオーパーツに阻まれています)
一方、この冬休みには、以前からいつかは作ろうと思っていた30年前(1981年発表)のゲームのプログラミングを始めてみました。
この小さな画面だけで、これが何かが分かる方はなかなかのゲーム通であると思いますが、伝説的なロールプレイングゲーム、ウィザードリィ1(Wizardry I, 米国Sirtech社)を、当時の資料等をもとに作ってみております。
そして、現時点では地下1F(Trebor城から降りてすぐのところ)を歩き回れるところまで来ました。
プログラミング言語はC言語で、マッキントッシュ上にてOpenGLという3次元グラフィックス(CG)ライブラリを用いてプログラミングを行っています。
ちなみに、30年前当時の(アップルコンピュータ社:Apple II)画面サイズは280×192ピクセル(しかも、たった6色カラー)と、現在の携帯電話(スマートフォン)と比べてもはるかに見劣りのする性能しかありませんでした。
また、現在ではほとんど当たり前のように用いられている3次元CGに至っては、計算能力の低さ(おそらく現在の1万分の1以下だと思います)から、夢のまた夢でした。
松下がこの歴史的ゲームに出会ったのは1984年でしたが、その時以来コンピュータの性能以外に「遊び」に影響を与える何かが存在していることを考えつつ、気がつけばコンピュータゲームを学問として研究するという職業にたどり着いておりました。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Soichiro C. Matsushita (未来が変われば過去も変わる・・・後になって分かるような気がします)
★★★★
ブログ編集長Mです。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
さて、前々回(12月17日)に読者の方から「PS vita」に関するコメント(質問)をいただきました。松下先生からお返事をいただきましたので、ここに掲載したいと思います。
★★★★
コンピュータサイエンス学部の松下です。
この度はブログにつきコメントを頂き大変有り難うございました。河口湖へ行ったのは全くの初めてでしたが、天候にも恵まれ、年賀状には申し分のない富士山を見ることができました。
PS Vitaでこの冬休み中に遊んでみましたが、何といっても、「重い?」の一言に尽きるような気がします。反面、ソフト(メモリカード?)が信じられないほど小さなパッケージで、うっかりしているといつの間にかなくしてしまいそうでした。今のところ、Vitaの使い勝手をチェックするためにアンチャーテッドというゲームをプレイいたしておりますが、怪しい
操作方法の前に最初から引っかかりまくっております。
2012年1月12日 (木)
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