CSブログ連載シリーズ (新)松下的コンピュータゲームの世界
2012年8月24日 (金)
第5話 ガンダマイザーC+起動しました
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。
先日のオープンキャンパスでは猛暑+突然の雷雨にもかかわらず、大変多数の方のご来場を頂き誠にありがとうございました。
今年は想像を絶するほど多忙であったことから一時は完成が危ぶまれていたガンダマイザーシリーズ最新作ですが、おかげさまをもちまして、無事お披露目となりました。
いつも通り(?)、何の変哲もないヘッドセット型の装置ではありますが、コンピュータゲームとしての応用を考え、感知可能なモーションの種類や細かさを大幅に向上させた他、ワイヤレスにて連続8時間程度以上の稼働時間となるよう設計しています。
また、超高精度なモーションセンサーを採用したことで、過去のモデルでは不可能であった旋回追従性能(応答速度で従来の10倍以上)を達成し、ゲームコントローラとして十分実用になる領域に踏み込むことができました。
こちらは、ヘッドセットと連動するWindowsパソコンの画面ですが、今回の展示実演では従来のガンダマイザーシリーズとの互換モード(モーション認識+効果音発生モード)の他に、画面からの指示に従って攻撃(ビームライフルとか)を回避し、その応答時間を得点として表示するゲームモード(通称ニュータイプテスト)が加わりました。
さてここで、なぜCでもなく、C++でもなく、C+なのかですが、ガンダマイザーC+の本体(ヘッドセット)に搭載されている小型コンピュータはほぼC言語でプログラミングされています。一方、Windowsパソコン側ではC++(Visual C++)言語が使用されており、これらを混ぜ合わせたことからC+という名前が付けられることになりました。
ヘッドセットがプレイヤーの激しいモーションに耐えられない場合がある等、改良の余地がまだまだありそうですが、モーション系体感ゲームの世界を一変させられそうな気がいたしております。
それではまた!
Soichiro C. Matsushita
(新しい3DSでファイアーエムブレムをプレイ中・・・)
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