システムアーキテクチャ研究室修士2年生の鈴木君が海外発表
コンピュータサイエンス学部システムアーキテクチャ研究室の石畑です.
当研究室の修士2年生の鈴木君が,米国ソルトレークシティで開催された学会Supercomputing 2012(以下SC12)で発表を行ってきました.SC12は,スーパーコンピュータ関連の最高レベルの学会で,日本の理化学研究所など世界中の著名研究所からの発表とコンピュータメーカの展示会が同時開催されます.
鈴木君は,採択率47%という狭き門をくぐりぬけ,理化学研究所や東大,海外の著名研究所の研究者に交じって,ポスター発表を行いました.前回に続いて,この学会の様子を報告してもらいます.
こんにちは.大学院生の鈴木です.
前回に続いてスーパーコンピューティング2012(SC12)の体験談を話したいと思います.今回は私が行ってきたポスター発表について紹介します.
発表は17:00~19:00までの2時間行いました.前々回に紹介した沖縄でのHPC研究会での発表は,発表が25分で質疑が5分といった構成でしたが,ポスター発表にはそのようなことが決まっていません.発表者は研究を説明したポスターの前に立ち,見に来た人に説明したり,質問に答えたりします.私の場合,説明と質疑を10~15分程度でやり,10回ほど発表を行いました.内容は説明より質疑が多かったと思います.
話を聞いてくれた人には,「飲み物チケット」をあげます.これは,事前に主催者から渡されたもので,これをもらった人はカウンターに行って好きな飲み物と交換します.ポスター発表も後半になると,イイ気分になって話を聞きに来る人も多くなりました.
ポスター発表では,直接専門家と時間を気にせず話すことができます.私も最先端の研究開発を担っているエンジニアや研究員と話し,アドバイスも頂くことができ,大変有意義な時間を過ごせました.
発表を終えて外に出ると,Fusion-IOという企業が主催のパーティが行われていました.SC参加者は無料で参加できたので,そこで料理や飲み物を頂きました.ステージでは音楽を流したりモトクロスのショーをしたりと派手に盛り上げていました.あまり調べていなかったということもありますが,結果的にサプライズとなり,発表の疲れも取れた気がしました.
さて2回にわたりアメリカの学会の紹介をしましたが,いかがでしたでしょうか?スーパーコンピューティングに関わらず他の分野,業界でもこのような大きな学会があると思います.皆さんも,機会があれば是非参加してみてください.きっと素晴らしい経験ができるでしょう!ではでは.
2013年1月18日 (金)