学生がマレーシアのコタキナバルで開催された国際会議で発表(3)
マレーシアのコタキナバルで開催された国際会議で,コンピュータサイエンス学部の学生が発表を行いました.会議名は以下の通りで,ACMという学会の国際会議です.
International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication 2013 (ICUIMC 2013)
ICUIMCは2007年から毎年開催されており,今回で7回目となります.ICUIMC 2013では,55件の口頭発表,56件のポスター発表,2件の招待講演が行われました.
コンピュータサイエンス学部4年
C0109200 國谷 健太
「Proposal of CAPTCHA Using Three Dimensional Objects」というタイトルで学会発表をさせていただきました.
Webサービスの不正利用といった問題の対策としてCAPTCHAというものが導入されています.CAPTCHAとは,人間には簡単に解けるが,コンピュータには解くことが難しい問題を出題し,正しい解答をしたものだけを人間と判断するというものです.主に,メールなどのアカウント取得や,掲示板やブログの書きこみの際などに利用されています.研究内容は先輩の引き継いだものです.アモーダル補完という人間の視覚補完能力を利用し,人間とコンピュータの解答時間の差を用いるという手法において,より解答時間の差を大きくするために3次元化された文字を利用する手法を提案するという内容です.
発表本番は,準備不足のため散々な内容でした.いかに自分が甘い考えでいたのかを痛感しました.また,「文字」ではなく,「音」としての英語は,聞きとることがとても難しく,自分の英語力の低さを思い知らされました.これらの経験を通して,まだまだ努力が足らない事,もっと気を引き締めなければならないことを再確認することができました.
春から社会人として仕事をしていく際,この貴重な経験を生かせるよう精一杯頑張ります.
國谷君はポスター発表ではなく,栄誉ある口頭発表(皆が聴講する会議室で一名ずつ発表する形式のもの)に選ばれました.
コンピュータサイエンス学部の学生は,国際的な舞台で活躍しています.
2013年3月26日 (火)