サウジアラビアのJazan大学の学生と先生が本学を訪れました(1)
サウジアラビアに25ある国立大学の中でも有数のJazan大学の学生14名と教授1名が6月17日に東京工科大学コンピュータサイエンス学部を訪れました.
午前,本学に到着し,最初に亀田学部長がご挨拶と本学の説明をしました.
午後の1つ目は,三田地先生の研究室見学です.三田地先生が研究している内容のうち,希望をとって,光ファイバ型睡眠時無呼吸センサ(F-SAS)システムと単一光子応答バイオフォトニックデバイスの基礎研究(人工網膜への応用が可能)を説明しました.
F-SASセンサシステムはプラスチック光ファイバをベッドの上に敷いて,人が寝ているときの圧力の変化で睡眠時無呼吸症候群を検出するものです.実際にベッドを使って,測定データを取得する機器やそのデータを無線LANを用いてサーバに転送し,解析してモニタ上に結果を表示するところを見てもらいました.
三田地研究室の学生3人が体験測定に協力しました.解析ソフトや受信システムソフトのプログラム言語やF-SASセンサシステムの製品化について質問が出ました.次のように回答しました.言語はC++です.産学官連携で,製品化を目指して臨床試験を行うとともに,小型化を図っています.
午後の2つ目は,坪井先生の研究室見学です.片柳研究所棟にあるCSリサーチセンター内実験室で,RFIDを用いた屋内位置検出技術,ZigBeeを用いたセンサーネットワーク,アドホックネットワークのコンピュータシミュレーションを見学してもらいました.
坪井研究室の大学院の学生達が,ZigBeeネットワークのデモや無線ネットワークシミュレーションを交えて説明をしました.最後にサウジアラビア王国からの留学生(修士1年生)がメッカにおける巡礼者のための誘導案内システムの研究紹介を行いました.サウジアラビアの学生達は熱心に聞き入っていました.
2013年7月 8日 (月)