コンピュータサイエンス学部の学部生が国際会議CA 2013で発表
アメリカ合衆国のハワイで開催された国際会議で、コンピュータサイエンス学部の学生が発表を行いました。会議名は以下の通りで、IASTEDという学会の国際会議です。
The 15th IASTED International Conference on Control and Applications (CA 2013)
CA 2013では、34件の口頭発表の他、1件の基調講演、1件のチュートリアルプレゼンテーションが行われました。
宇田研究室4年の木幡周平です。
私は8月に、“Proposal of Method for Personal Identification with Flick Input”というタイトルの研究をIASTED CA2013にて発表しました。
現在、多くの人がスマートフォンを使うようになっています。スマートフォンに搭載されたタッチパネルを用いる文字の入力方法にフリック入力という方式があります。フリック入力とは、指でひとつのキーに触れた後、触れた指を動かす方向により入力する文字を決定する入力方式です。今回の国際会議で発表したのは、フリック入力を行う際の個人的な特徴を利用して利用者を識別する方法についてでした。
東京工科大学コンピュータサイエンス学部では、3年次後期から研究室に配属されます。私は3年生のうちに先輩の研究を引き継いだので、国際会議の発表までに研究を進めることができました。
こちらが国際会議の会場となったハワイのホテルです。IASTED CA2013は国際会議ですので、発表はもちろん英語で行います。今回の国際会議への参加が、私にとって初めての海外渡航でしたので、英語で会話をした経験など無いに等しく、自分の語学能力でうまく発表できるかどうかとても心配でした。実際に自分の発表の番になった時、少したどたどしい英語となってしまった感じが否めませんでしたが、会場の雰囲気や会議で知り合った人たちのおかげでそれ以上緊張することもなくプレゼンテーションを行うことができました。
会議のほかにも、空いた時間にダイビングにチャレンジしたり、バスを乗り継いでモアナルアガーデンパークの日立の樹を見に行ったりと楽しむことができました。
また、ダイヤモンドヘッドの頂上まで登って朝日を望むツアーに申し込んだりもしました。が、午前4時半にホテル前集合だったものを寝過ごしてしまい、いざ起きた時には6時半。ツアーのお金は先払いでしたので、お金を無駄に払って終わりという残念な結果となってしまいました。上の写真は悔しかったので近くのビーチから撮った1枚です。
さらに、研究を進めて利用者の識別方式を改良したものが次の国際会議に採録になりました。またの機会にこのブログにて報告したいと思います。
コンピュータサイエンス学部の学生は、国際的な舞台で活躍しています。
2013年11月19日 (火)