Photonix2014に参加して-5月18日のオープンキャンパスでも動態展示します-
去る2014年4月16日~18日、東京ビッグサイトにおいて開催された日本最大級の光・レーザ技術展に、東京工科大学コンピュータサイエンス学部光エレクトロニクス研究室(三田地研)の学生4人が参加し、立派に説明の役割を果たしてくれました。3日間の来場者数は57,177名で昨年より8000名増加と展示会は大盛況とのことでした。
三田地研からの展示内容は「光ファイバ型睡眠時無呼吸センサの小型化と人間ドックにおけるSASのスクリーニング」という光源にLED、受光器にSi-PDを用い、光ファイバをセンサとして機能させた画期的な発明に関するものです。4月16日に三田地教授はアカデミックフォーラムで、多くの聴講者を前に講演を行いました。
引き続いて、講演を聞いた聴講者の中で関心を持たれた方々が展示ブースに来られて詳細な質問やご意見を述べられ、それらの対応に追われる状況となりました。
三田地研から参加した4人の学生は新4年生ながら、光の専門家のご質問に臆することなくしっかりと説明を行うことができました。彼らの説明ぶりを示す会場での写真と寄せられた感想を紹介いたします。
【必死で外国人技術者に説明する杉山 光君】
今回私はPhotonix2014へ行き、私達の研究内容の説明をしました。その中で、来場者の方々から質問を受け、私達の研究に対する様々な疑問点が上がりました。また、私自身では考え付かないような質問が多々あり,返答が出来ない事もありました。この貴重な経験を私の今後の課題として活かし、さらに研究内容の知識を増やし専門性を高め、より研究を充実させたものにしたいと思います。
杉山 光
【共同開発の申し出のある企業の光の専門技術者に説明する遠藤広貴君と名刺交換する三田地教授】
日本最大級の光通信技術展への出展ということで、プロの方々を相手にF-SAS*について説明をしました。質問されることが専門的なことばかりだったので、
回答に困る場面が多々あり、自分の知識の浅さを痛感しました。
しかし、たくさんの企業の方々と話をしたり、専門的なことを教えていただいたり、とても貴重な経験になりました。企業の展示物を見学したところ、すごく繊細なものやアイディア溢れるものばかりで、日本の企業の技術にとても驚かされました。
遠藤 広貴
【光の専門技術者の質問に答える林将輝君】
私は、Photonix2014に参加し、研究の説明を初めて外部で行いました。研究の質問をする方は、専門家の人が多く、参加初日は、必死で答える事で精一杯でした。質問に答えるうち、段々と自分の研究に関して、沢山の疑問や改めて興味が湧きました。私は、Photonix2014で、質問された事に答えられなかった時もありましたので、次に研究説明する時には、しっかりと答えられる様に、事前準備を十分にして臨みたいと思います。
林 将輝
【光の専門技術者にパンフレットを片手に説明する雲藤有貴君】
私は二日間に渡り出展の説明を行いました。普段、一日の内に多くの企業の方と接する機会がなかったのでとても貴重な体験をさせて頂きました。質問だけではなく、アドバイスをしてくれる企業の方もいて、逆に学ぶことが多く、勉強になりました。この経験をきっかけに専門性を高めて、これからのF-SAS*の研究を充実できるように頑張りたいと思います。
雲藤
有貴
*F-SAS(光ファイバ型睡眠時無呼吸センサの略称)
2014年5月18日に開催される東京工科大学オープンキャンパスでも、片柳研究所棟11階でのコンピュータサイエンス学部総合展示コーナーで「光ファイバ型睡眠時無呼吸センサ」を動態展示します。
その際には、三田地研の杉山光君と遠藤広貴君が説明しますので、是非来場してPhotonix2014の様子も生の声で聞いて下さい。
コンピュータサイエンス学部教授 三田地成幸
2014年5月12日 (月)