公共情報システムとセキュリティ研究室(手塚研究室)の紹介動画撮影風景
先日,“公共情報システムとセキュリティ研究室(手塚研究室)”で研究室紹介動画の撮影が行われました.その様子をレポートしてもらいます.
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私たちの研究室では日本が導入を目指している電子政府システムの実現を軸として,技術面,制度面,運用面に至るまで、日本のみならず世界の電子政府の状況をとらえながら研究を進めています.
電子証明書をはじめとするセキュリティ技術をベースに,情報を収集するクローラ,集めた情報を利活用するオープンデータ,情報を提供する際のインタフェース(画面)になるデジタルサイネージ等,研究テーマは多岐にわたりますが,最終的にはひとつの公共システムの実現を目指しています.
今回はその中の1つとして“番号制度(法人番号)の活用に向けた法人ポータルのコンテンツ充実に関する研究”を院生1年の高島さんが紹介しました.
番号制度とは国民全員と法人全てに番号(マイナンバー/法人番号)を与え,社会保障や税金の管理の効率化等を行う政策で,2015年に番号が配布され,2016年から実際に運用が開始されます.
法人ポータルとは法人番号を利用する際,企業や経営者のパソコンやスマートフォンから様々なサービスを提供するために現在政府主導で作られているWebサイト(ホームページ)のことです.
そのコンテンツの1つとして,日本中の企業を調べることが出来るサイトのプロトタイプの開発を手塚研究室が行っています.
実現すれば新しいビジネスチャンスの創出や,就職活動の際の企業研究など様々なことに利用でき,アベノミクスの第三の矢「産業競争力の向上」にも貢献できると考えています.
少し説明が難しい研究ですが,『高校生の方にわかりやすく』をモットーに,すこし緊張しすぎではありましたが女子院生が頑張りました.
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2015年1月 5日 (月)