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2015年3月

2015/03/27

ダンスのシンクロ率を計算する腕時計型コンピュータ

2015/03/27

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。コンピュータサイエンス学部には3年次にプロジェクト実習という科目があり、1年間をかけて制作した新種のコンピュータを学会発表しています。今回は、2人のダンサーの踊りがどのくらいシンクロしているのかを調べる腕時計型コンピュータを開発し、インタラクション2015という学会にて発表&デモを行ってきました。

Party1_30sec

 このコンピュータはリアルタイム対戦型(?)で、同時に2人のダンサーがタイミングを合わせて踊らない限り、得点が上昇しない仕組みになっています。一方で、コンピュータサイエンス学部は(多分)プロのダンサーを育成する専門機関ではないため、「ちゃんと踊れる」ようになるまでが大変でした。(競技ダンス経験者の指導のもと、謎のトレーニングが続きました・・・)

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 学会では、まず最初に演台(よく体育館とかにある?)に上がって30秒間の宣伝(実は結構大変)を行った後、授業で製作した腕時計型コンピュータを数多くの来場者に試してもらいました。

Party1madness

 そして、ほぼ丸1年をかけて作り上げてきたコンピュータを約2時間以上にわたってデモ&実演し、今年もめでたくプロジェクトはフィナーレを迎えることができました。

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皆様大変お疲れさまでした。この経験をぜひとも将来に生かしていって下さい!
 
Soichiro C. Matsushita (ゼスティリアをクリア。次はディスガイア5か・・・)

2015/03/20

国際会議ACM IMCOM (ICUIMC) 2015で東京工科大学の学生が発表

2015/03/20

ACMという著名な学会がスポンサーになっている(International cosponsored by ACM SIGAPP)国際会議、The 9th International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication(IMCOM or ICUIMC 2015)で東京工科大学の学生3名が発表を行いました。

この国際会議は、2015年1月8日(木)~10日(土)にインドネシアのバリ島にて開催されました。
この会議には、44件の口頭発表(レギュラーセッション)、2件の招待講演、25件のショートプレゼンテーション、40件のポスターセッションがありました。

招待講演は別として、採録が難しい順に並べますと、レギュラーセッション、ポスターセッション、ショートプレゼンテーションとなります。レギュラーセッションには非常に高く評価された論文だけが選ばれ、大勢の聴講者の前で独立して発表が行えます。
ポスターセッションには、レギュラーセッションには一歩及ばなかった論文が選ばれます。
ポスターセッションの会場では同時に10名ずつ発表が行われるようになっていまして、
聴講者は興味ある人の発表を聞く形式です。
ショートプレゼンテーションには、論文としてはいまいちですが技術的に高く評価された研究が選ばれます。

採録率は、全て含めて(招待講演は除かれると思います)29パーセントと発表されましたので、中でもレギュラーセッションに東京工科大学から2名の学部生が選ばれることは、とてもすごいことではないかと思われます。日本の大学では、他には京都大学、大阪大学、九州大学、お茶の水女子大学などから発表がありました。

今回は、東京工科大学大学院コンピュータサイエンス専攻修士課程2年の横山新吾君の発表を紹介します。

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コンピュータサイエンス専攻の横山新吾です。

私は「A Proposal of Preventive Measure of Pursuit using a Browser Fingerprint」というタイトルで修士課程の研究発表を行いました。実は、みなさんが使用しているWebブラウザには個別のカスタム内容があり、それがサーバにブラウザの指紋(Browser Fingerprint)として送信されています。
途中で通信内容を見られてしまいますと、最悪の場合個人が特定されてしまうこともあります。
最近は公共の無線LANでノートPCやスマートフォンを使用する機会が増えていますので、これは大変危険なことだと思われます。

そこで、私は、個人が特定されないような工夫をブラウザに取り入れると同時に、
利用者が指定している任意のWebサーバには、その人の趣味や嗜好だけを伝えられるようにしました。
完全に匿名にしてしまいますと、自分が興味を持つ広告などが優先的に表示されなくなってしまいますので、プライバシー保護と利便性を両立できるような技術を考えました。

写真をご覧になると分かると思いますが、発表会場は池の前でした。

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この池が一見するとガラス板のようにも見えまして、誤って落ちて濡れている人が何名もいました。

会場は、バリ島のヌサドゥア地区にあるザ・ムリアというホテルでした。非常に綺麗な会場でした。

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また、私はポスターセッションの発表を行いましたが、レギュラーセッションの会場も立派です。
下の写真は、Opening Remarks(開会の挨拶)の様子です。話をされているのは、
IMCOM (ICUIMC) 2015の会議が円滑に進むようあちらこちらで気を遣われていた韓国の
Hyunseung Choo先生です。

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会場のザ・ムリアは非常に素晴らしいホテルでした。

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国際会議では、発表の他に、参加者が交流するイベントもあります。
とくにソーシャルイベントでは、開催地の文化や伝統を学ぶようになっていまして、
ウェルカムレセプションのパーティでは、私も前に呼ばれて、現地のダンサーと一緒に踊りました。

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ザ・ムリアで行われた会議のバンケット(晩餐会)も非常に豪華でした。

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バンケットでは表彰式が行われました。
残念ながら東京工科大学からというより日本からは受賞がありませんでしたが、
選ばれた人たちはとても優秀な方たちのように見えました。

バンケットではテーブルの指定があり、私はマレーシアのクアラルンプールから来ている方々と一緒のテーブルになりました。
実は、私はクアラルンプールに語学留学した経験があります。
ブキッ・ビンタンという地区にいましたので、その話で非常に盛り上がりました。

空いた時間に観光もしてきました。
バリ島の寺院を見学したり、日本とよく似た風景の棚田を見たり、バリ島の海に沈む夕日を見たりもしました。

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東京工科大学で身につけたことは、コンピュータに関する技術もそうですが、それを英語で発表して、海外の技術者の方々とディスカッションできる能力ではないかと思います。
私はとくに英語が得意なわけではありませんでしたが、東京工科大学の学部4年間と大学院修士課程の2年間で、グローバルな技術者としての能力が非常に向上したように思います。
高校時代までの私しか知らない人には、別人に見えるかもしれません。
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以上が横山新吾君のコメントになります。彼の他に、東京工科大学コンピュータサイエンス学部からは女子学生2名がIMCOM (ICUIMC) 2015に採録され、レギュラーセッションで発表を行いました。

東京工科大学の学生は海外でも活躍しています。

2015/03/13

コンピュータセキュリティ研究会で学生が発表しました。

2015/03/13

2015年3月5日(木)~6日(金)に法政大学小金井キャンパスにて、情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会が開催されました。
コンピュータセキュリティ研究会は、毎年3月にマルチメディア通信と分散処理研究会と合同で研究会を開催しています。
今回の研究会では、東京工科大学大学院から修士課程の学生の発表がありましたのでその体験談を紹介します。
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発表者の矢島卓です。

Csec201503yajima1
 
私は、「BloomFilterとKinectを用いたプライバシーに考慮した屋内における迷子探索」というタイトルで、修士研究の発表を行いました。
コンピュータセキュリティ研究会がCSEC、マルチメディア通信と分散処理研究会がDPSという略称であるのは、学部生の頃から論文を読んでいましたので知っていましたが、実際に研究会で発表したのは初めてで、研究会参加自体も初めてでしたので、非常に緊張しました。
少し発表時間をオーバーしてしまいましたが、類似の研究をされている教授の方から技術的な質問を受けることもでき、有意義だったと思います。

後で気づきましたが、後ろの人も発表資料がよく見えるように、この教室にはモニタが付いています。
少し小さい文字もあったかと思いましたが、研究内容を正確に理解するために、資料もきちんと見て頂けてよかったと思います。

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実は私はカナダに語学留学経験があり、できれば国際会議で発表を行いたいと思っていましたが、国内の研究会も専門家が揃っており、技術的な細かい質疑応答ができるのがよいと感じました。
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以上が発表者の矢島君の感想になります。

研究会は法政大学小金井キャンパスにて行われました。

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CSECとDPSの受付が分かれているだけではなく、合同セッションというものがありました。
今回の矢島君の発表はこの合同セッションであるため、CSECとDPS両方の参加者のほぼ全員が聴講する形になりました。

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他のセッションは、CSECとDPSがそれぞれ分かれていました。

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東京工科大学では、国内会議や国際会議で学生が積極的に発表しています。

2015/03/08

腕時計型コンピュータの学会発表をしてきました

2015/03/08

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。先日、とある場所(多分、写真を見た瞬間に、分かる人には分かる場所かと・・・)にて大学院生のKTOさんと腕時計型コンピュータについて学会発表&実演デモを行ってまいりました。
 
Gundam
 
 学会会場は、このモニュメント(・・・)が立ちつくしている場所から徒歩で5分くらいの場所で、もう少し歩くと青函連絡船のスクリューがなぜか展示されている施設に行きあたります。
 
 さて、今回の学会発表では、運動障がいにより自由に手を動かすことが難しい人が腕時計型のコンピュータを使うことで、キーボードのホームポジション(タイピングを行う際に、最初に指を置く場所)から手をほとんど動かすことなく複雑なキー入力操作を行えるようになるシステムの試作初号機(CCP-X19A)の論文発表&実演デモを行いました。
 
Sac2015demo
 
 こちらは、このシステムの発案者であるKTOさんが来場者に説明を行っているところです。腕時計型のコンピュータは市販の腕時計バンドを改造して作ったものですが、約2時間の発表の間に20人以上の方に実際に体験して頂けました。腕のわずかな運動をセンサがとらえて分析し、「外側ひねり」、「内側ひねり」、「上方に持ち上げ」、「外側への払い」の4種類の運動を識別していますが、目で見ても分からないくらいの微妙な動きでも的確にシステムが応答していました。
 
Sac2015team
 
 KTOさんが松下研究室にやってきた3年前から、ずっとこのテーマに取り組んできましたが、いよいよ実際に腕時計型コンピュータシステムを使える時が近づいてきました。それではまた。
 
Soichiro C. Matsushita (最近忙しすぎてゲームをする暇がない。が、ゼスティリアはクリア寸前!)

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