「力み」を腕時計型コンピュータで調べてみました
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。腕時計型コンピュータシリーズが次々と続いております。今回は、「腕に力をこめる=力む」と、腕がかすかに振動することを利用して、どの位平常心でモデルガンを構えていられるのかを調べるコンピュータを学部3年生のチームが開発しました。
そもそもの始まりは学部2年生の基礎実験で、回路ボード上にスイッチや運動を調べるセンサを取りつけて、5週間でゲーム作品を作り上げる授業(そうだっけ?)から発展させていきました。
そして、約1年の歳月を経て完成したのが、「力みを検知するウェアラブルコンピュータ」です。実験の結果、モデルガンやギター(なぜギター??)といった重いものを持つと、「力み」によって腕が振動していました。が、その振動の大部分は「手首を中心に左右に回る」運動であることが分かりました。そこで、「手首のかすかな回り方」の違いをとらえるコンピュータを作ってみたところ、「力み」の有無を検出することができました。
成果が出たら、次は学会発表です。モデルガンともども、6人の3年生を中心とした研究チームは都内にある学会発表会場へと向かいました。そして、パーフェクトガンナーについて語りました。
皆様本当に1年間お疲れさまでした。この経験をぜひとも正しく将来に生かしていって下さい!
Soichiro C. Matsushita (ゼスティリアでやり残したイベントが気になる・・・)
2015年5月22日 (金)