1年次授業「プログラミング実験」の学生作品の紹介
2015年9月 9日 (水)
こんにちは,コンピュータサイエンス学部の今仁です.高校生の皆さんは,休み明け順調にスタートされてますでしょうか.
さて,今回はコンピュータサイエンス学部の授業のひとつであり,1年次生必修科目の「プログラミング実験」で学生が作成した,「マイクからの音声を元にしたアニメーション」を紹介したいと思います.(写真なので残念ながら動きません)
こちらが積極的にアピールしてきてくれたS君の作品とコメントになります.
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今回,私が作成したプログラムは,音の大きさに比例して大きさの変わる2つの円を回転させるものです.これを作るにあたり苦労した点は,2つの円が回転しているように見せることです.一番初めに作成したプログラムは次の画像のように円がたくさんつながってしまい,動きがあるように見せることができませんでした.

そこで,円を1つの場所で一定回数描画しないと角度が変わらないようにし,かつ,描画した円が徐々に消えていくようにプログラムを組みました.そうすることで,次の画像のように回転しているように見せることに成功しました.また,角度によって周期的に円の色が変わるように設定し,より綺麗に見せることができました.


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授業の進め方について紹介したいと思います.
15週に渡り開講され, ProcessingというJavaをベースとしたプログラミング言語を利用して,前半は実際にプログラムを作成しながら,プログラムの基本となる考え方を学びます.Processingはグラフィック機能に特化しており,作成したプログラムの実行結果を視覚的に確認できるため,初心者には学習しやすいプログラミング言語と紹介されております.
後半は時計やアクションゲームなどのアプリケーションを作成します.その中で今回は「サウンドの可視化」を紹介しました.
この授業を通して学生にプログラミングは「楽しい」「おもしろい」と,より興味を抱いてもらえたら本望です.
2015年9月 9日 (水)