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学部4年生がIMCOM 2016の国際会議で発表(1)

2016/01/25

東京工科大学広報担当です。

コンピュータサイエンス学部4年生の澤田幸太君が、ACMの国際会議International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication (IMCOM/ICUIMC) 2016で発表をしてきましたので紹介します。公式発表によりますと、この会議には400件以上の投稿があり、採録率(辞退した発表も含む)は約29%だそうです。IMCOM 2016では、壇上で口頭発表を行うOral Presentationに選ばれた論文が44件、ポスター形式での発表Poster Presentationに選ばれた論文が38件、短い論文Short Paperの発表が16件、ワークショップの発表が9件ありました。この他、基調講演が2件ありました。東京工科大学からは、口頭発表に2件、ポスター発表に1件の採録があり、発表が行われました。

発表はベトナムのダナンで行われ、多くの国から発表者が来ていました。日本からは、本学の他、九州大学、大阪大学、筑波大学、防衛大学校、お茶の水女子大学、大同大学、工学院大学、名古屋産業科学研究所、日本ユニシスから発表がありました。

それでは澤田幸太君の報告を紹介します。

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コンピュータサイエンス学部の澤田幸太です。

研究成果を国際会議で発表してきましたので報告します。

会場はハイアット・リージェンシーでした。
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入り口にIMCOM 2016の看板もありました。
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口頭発表は広めの部屋のRoom 1と、少し狭い部屋のRoom 2に分かれて並行して行われました。私はRoom 2のほうでの発表でした。
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私の研究のタイトルは「Effective CAPTCHA with Amodal Completion and Aftereffects」です。CAPTCHAというのは、人間とコンピュータを区別するために用いられる技術なのですが、最近ではコンピュータが人間の思考と同じような処理を行い、CAPTCHAを使っても区別をするのが困難になってきました。とくに、テキストCAPTCHAと呼ばれる文字を使用したものは、ほぼ100パーセントの確率でコンピュータに解読されてしまうことが分かっています。Googleはアカウント取得時に画像のCAPTCHAを使っています。他にも音声や動画のCAPTCHAもありますが、いずれも少ないデータ量から大量のサンプルを作成するのは困難です。

数年前、宇田研究室と菊池研究室が協力をして、視覚情報処理分野のアモーダル補完を利用した、コンピュータに破られないCAPTCHAを考案しました。しかし、人間がそのCAPTCHAを認識できるのはほんの一瞬で、その一瞬を見逃さないようにするためには極度な集中力が必要でした。私は、人間の視覚の残効という特性を利用することで、その時間を少し引き延ばすことに挑戦しました。今回、その成果を国際会議で発表できてよかったです。

ダナンは温暖な場所でした。会場の目の前に五行山と呼ばれる山がありましたので、徒歩で見学に行きました。
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いくつもの洞窟の中に仏像が祭られていました。一番大きな洞窟はベトナム戦争で爆撃を受け、天井に穴が開いてしまったそうですが仏像は無事のようでした。
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東京工科大学の学生は海外でも研究発表を行うなど活躍しています。

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