今、時代は「箸」ですよ。「箸」・・・!
2016年3月24日 (木)
こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。3年生の授業「プロジェクト実習テーマQ」に、誰が見ても「おかしい」箸遣いをする学生が参加したことから、全ては始まってしまいました。学生曰く、今後の将来設計に大きく影響するので、今解決すべき問題は景気対策等ではなく「箸」であるとの強い意志のもとに、斬新な作品を作り出す旅がスタートしました。
さて、ゲームの内容はとても簡単です。腕時計型のコンピュータをつけて、箸で豆(なぜ豆?)を皿から皿へと素早く移動させるだけです。そして、10秒後にコンピュータは、冷静かつ残酷な宣告をしてきます。「婚活やり直し・・・」とかで。(先方の実家で日本食が出てきて、あまりにダメダメな箸遣いの前に「お義父さん」がキレてしまうという演出なのだそうです)
そして、見事完成した腕時計型コンピュータは、例年通り、学会での論文発表の場へと赴くこととなりました。こちらの写真は、約2時間の間に60人以上が犠牲(いや、被験者)になったデモの様子の1コマですが、情け容赦のないコンピュータの採点が参加者に襲いかかっていました。また、後で発表者から聞いたのですが、当日発表された70件以上のデモ発表の中で、投票で見事9位にランクされていたとのことでした。
そして、あっという間だった1年が終わりました。おそらく授業でのアイディアコンテストでは、まさかこんなコンピュータを作ることになるとは思わなかったでしょうが、これが運命というものです。それでは、この経験を生かして、よりよい未来を目指していってください!
Soichiro C. Matsushita (オーディンスフィアを全部3Dで作ると、何かいいことあるのかしら?)
2016年3月24日 (木)