学部4年生がIMCOM 2016の国際会議で発表(3)
東京工科大学広報担当です。
コンピュータサイエンス学部4年生の釜石智史君が、ACMの国際会議International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication(IMCOM/ICUIMC) 2016で発表をしてきましたので紹介します。IMCOM 2016では、壇上で口頭発表を行うOral Presentation、ポスター形式での発表Poster Presentation、短い論文Short Paperの発表とセッションが分かれていましたが、釜石智史君の論文はポスター発表に選ばれました。東京工科大学からは、口頭発表に2件、ポスター発表に1件の採録があり、発表が行われました。会議の詳細は澤田幸太君の報告を参照してください。
それでは釜石智史君の報告を紹介します。
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コンピュータサイエンス学部の釜石智史です。
研究成果を国際会議IMCOM 2016で発表してきました。
私が発表した論文のタイトルは「Biometric Authentication by Handwriting Using Leap Motion」というものです。Leap Motionという、手の動きを取得できるデバイスがあるのですが、これを利用して空中に立体的なサイン(署名)を書き、その署名で個人を識別しようと試みました。
ポスター発表では、発表者が会場に研究内容をまとめたポスターを設置します。参加者は、興味のある発表を自由に見に行きます。
会場が屋外の通路部分でしたので、暑くて上着を脱ぎました。
私のポスターも、大勢の参加者に興味を持ってもらえました。
国際会議ですのでもちろん説明は英語です。日本人の参加者もいますが、大多数は日本人以外です。
念のため、私はデモ用の機材も持参しました。口頭と図表で説明するよりも、実際に操作してもらったほうが遙かに分かりやすく、大勢の人に興味をもってもらえました。
韓国人の方が私の研究にとくに興味を持ったらしく、熱心にサインの登録や検証を行っていました。
会議にはウェルカムレセプションがありました。
私はベトナムに初めて渡航しましたが、このレセプションでベトナムの文化や習慣も学ぶことができ、大変ためになりました。
夜のダナンはこのような感じでした。
夜は暗くて治安が悪いのではないかと心配していましたが、とても清潔で安心して会議に参加できました。
こちらはディナーパーティの会場です。
ディナーパーティでは、優秀な論文や貢献活動などの表彰式が行われました。世界中から優れた研究論文が投稿されていた中で、最優秀論文賞を受賞したのは九州大学の論文でした。
私は東京工科大学大学院に進学しましたので、次は是非、受賞できるような研究発表を行いたいと思います。
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東京工科大学の学生は海外でも研究発表を行うなど活躍しています。
2016年6月 2日 (木)