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三田地研 学生4名が応用物理学会で発表してきました

2017/04/28

  去る3月14日から3月17日までの4日間にパシフィコ横浜で開催された、第64回応用物理学会春季学術講演会において、三田地研究室の4年生、青柳武嗣君、山崎赳君、富樫祐太郎君、大学院1年の張存宇君の4人が学会発表を行いました。各人の発表後の感想を述べてもらいます。

  張君以外は、学会発表は初めてでしたが、本番では堂々たる発表で大変満足の行く講演だったかと思います。また、ポスター発表の富樫君は1時間にわたる来場者との質疑応答で相当自信をつけたようでした。
  以下4名の学生の感想をお送りします.

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  コンピュータサイエンス学部三田地研究室4年の『青柳 武嗣』です。

  発表した論文のタイトルは『テルライト系ガラスを用いた超高速一括波長変換素子の研究~厚さ0.28mmでの二次非線形光学定数の評価~』というタイトルです。
 
  研究の背景と目的は、近年、ネットワークの大容量化への要求が増える中、消費エネルギーの増大も問題となっています。これは現在のインターネットのルータでは、情報量に比例して消費電力が増大するという問題があります。光信号を電気に変換して処理する工程を光信号のまま処理することが出来れば消費電力を格段に低減することができ信号処理が高速化されます。それには、高い二次非線形光学特性をもつ材料を用いた波長変換デバイスが必要になります。そこで私たちは加工性がよく、低コストであり広い波長帯域で高い透明性を有するテルライト系ガラスに注目し安価で高効率な波長変換デバイスを実現することを目的にこの研究をしています。
 
  私は学会発表が今回初めてで緊張していました。ですが、発表の数日前に練習を何度か行っていた為、時間内に発表を終わらせることができてよかったです。学内での卒論発表とは違い自分の発表を聞いてくれる人たちは専門の人が多く質問内容も中々鋭い質問がきたので答えるのがすごく大変でした。そんな中、自分はどんな質問が来るのか少し楽しみにしているところがありました。私にとってこの応用物理学会での発表は、自分に自信をつけるきっかけになったと思います。
 
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  続いて、コンピュータサイエンス学部三田地研究室4年の『山﨑 赳』です。
 
  論文のタイトルは「テルライト系ガラスを用いた超高速一括波長変換素子の研究―2点及び4点でポーリングを行なった際の二次非線形光学定数の測定―」というものです。
 
  私は元々人前で発表するのが好きではなく、今回初めての学会発表だったのでとても緊張していましたが、学会の前に何度か発表練習を行なっていたので、規定時間内に発表を終わらせることが出来ました。また質疑応答では、学内での発表と違い、企業の方や各分野を専門にやっていらっしゃる方が多いので、鋭い質問が多く、うまく答えられないこともありましたが、とてもいい経験ができたと感じています。
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  続いて、コンピュータサイエンス専攻三田地研究室修士1年の『張 存宇』です。論文のタイトルは「テルライト系ガラスを用いた超高速一括波長変換素子の研究 ―2次非線形光学定数の経時変化―」というものです。

  二回目の学会発表なのであまり緊張しませんでした。発表練習を行ったから、時間通りに発表を終わらせることができてよかったです。質疑応答では、学会発表に向けて三田地教授に様々な視点からの鋭い質問を投げかけられていたので、ほとんどの質問に応えることが出来ました。一部今までにない鋭い質問が飛んできてしまった時に、三田地教授に助け船を求めてしまった場面があり、研究不足を痛感しました。
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  最後にコンピュータサイエンス学部三田地研究室4年の『富樫祐太郎』です。
 
  私は2017年3月15日にパシフィコ横浜で行われた応用物理学会にてポスター発表を行いました。「新規光学接着剤の信頼性評価 -シリコンフォトニクスへの適用-」というタイトルで、横浜ゴム様と共同開発させて頂きました新規光学接着剤の評価試験の結果を発表いたしました。内容としては、従来の光学接着剤と比較して非常に高い強度を示したためシリコンフォトニクス用の高耐湿性光学接着剤の可能性を見出したという内容です。
 
 私は、今回が初めての学会発表でした。発表を行う前までは、「ちゃんと発表できるのか」、「質問に答えられなかったらどうしよう」などとマイナスな気持ちが多かったと記憶しております。しかし、発表後にはそのようなマイナスな感情はほとんどなく、学会発表を行ってよかったと感じました。その理由としては、まったく研究の内容がわからない詳しくない方、反対に接着剤を使用する方や研究を行っている詳しい方などの様々な立場の人の質問や意見を伺うことが出来たからだと思います。そして、その質問や意見によって自分や学内の発表のみで気づくことが出来なかった新たな課題や考え方が見つけることが出来たからだと考えています。実際に発表を行う前と後ではかなり心境の変化があったと思っております。そのため卒業研究であっても学会発表を行うことが出来る成果があるのであれば、進んで学会発表を行っていくべきだと思います。事実、私自身も学会発表を行った後では「この研究を続けたい」という意欲がとても増大しました。
 
 最後になりますが、今回応用物理学会に投稿させていただくにあたり、三田地教授に深く感謝致します。また、共同研究させていただきました横浜ゴム株式会社の影山裕一様、木村和資様に深く感謝致します。
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