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2017年5月

2017/05/09

サービスシステムをデザインの対象として捉える

2017/05/09

サービスデザイン&マネジメント研究室の澤谷です。学生と共に第1回Xデザインフォーラム/情報デザインフォーラムでポスター発表してきました。タイトルは「サービスイノベーションと起業家教育」、Yahooの会場いっぱいの参加者と共に、議論をしてきました。

経済のサービス化と共に、イノベーションの対象は 単独製品 →価値共創を含むサービスシステムへ変化しています。また、サービスシステムの要素同士が関連(内部要因)し、問題を分解して扱うことが困難であり、対象とするサービスシステムと外部要因とのバウンダリーが曖昧になり、問題の複雑化が増しています。さらに、情報技術の進展、デジタル化が進み、情報技術が汎用技術として産業間をつなぐ新しいサービスシステムが誕生しています。データは液状化 (liquification, Normann 2001)し、ネットワーク上を満たし、どこかでビジネスが創られています。このような状況では、私たちのデザインの対象として、技術や顧客のニーズのみ捉えていては十分ではありません。以下に示すように、提供者と需要者を繋ぐシステムとして捉え、そのシステムをデザインしていくことが必要となります。

そのほか、そのために必要な教育について議論をしてきました。ご興味のある方は、8月後半のオープンユニバーシティ等でお会いしましょう。

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図. サービスシステム創出のためのデザイン対象

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M1学生のポスター発表

2017/05/02

三田地研 学生8名が電子情報通信学会で発表してきました.

2017/05/02

  去る3月22日から3月25日までの4日間に名古屋の名城大(天白キャンパス)で開催された、2017年電子情報通信学会総合大会において、三田地研究室の4年生の菊池大悟君、鈴木智史君、矢口悟生君、長谷川輝君、島康貴君、惟村拓郎君、鈴木順也君とM1の姜凱元君の8人が学会発表を行いました。この中から、寄せてくれた人の感想を述べてもらいます。

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  コンピュータサイエンス学部4年(三田地研) 矢口 悟生です。

 私は、2017年3月25日に名城大学天白キャンパスで行われた、電子情報通信学会総合大会にて発表しました。論文のタイトルは「FBGセンサを用いた複数地点の地震振動検出の基礎実験」です。この研究の目的は、高精度計測、耐環境性(水中、高温等)、信号の長距離伝送性に優れている光ファイバを用いて、悪環境下において長期的な観測を可能とする地震計を設計し、プロトタイプを実現することです。光ファイバを応用したデバイスであるFBGセンサを用いることにより、地震振動を観測することができます。

  発表の原稿とパワーポイントの作成にあたっては、研究結果のまとめ方だけでなく、分かりやすい図や文章の書き方など、至らないところが多く、三田地教授と実験講師の富田先生に多くのご指導を頂き、なんとか発表の原稿とパワーポイントを完成させることが出来ました。学会での発表は、専門家の方々の前での発表なので大変緊張しました。質疑応答では、様々な方からの鋭い質問や意見を頂き、頭の中が真っ白になりながら無我夢中で応答したのを思い出します。無事に発表を終えたときには、とても大きな達成感がありました。今回の発表を通して、自分の伝えたいことを他者へ分かりやすく説明し、理解してもらうことの重要さや難しさを実感することが出来ました。これは、社会人になってもとても大切なことだと思うので、この経験をこれからに活かしていきたいと思います。最後になりましたが、私にこのような貴重な機会を与えて下さった、三田地教授、実験講師の富田先生、また研究室の皆様に深く御礼申し上げます。
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  続いて、コンピュータサイエンス学部4年(三田地研) 惟村 拓郎です。
 
  私の電子情報通信学会で発表した論文のタイトルは「実用化に向けた嚥下障害測定装置の女性に対する計測」というものです。内容としては、現在日本では高齢化社会が進み嚥下障害が問題視されています。そこで光ファイバを用いて嚥下測定シートを作製し、患者に負荷がない測定を行うことを目標としています。
 
  学会発表では緊張もあり発表時間も多少超えてしまい、質疑応答にも困ってしまった部分もありましたが。卒論発表会などと違い、専門家が多い場所での発表は自分の中でかなり成長できる発表の場所だったと思い、とても良い経験が出来ました。
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  続いて、コンピュータサイエンス学部4年(三田地研) 鈴木 智史です。
 
  今回の電子情報通信学会では、「TOFレーザセンサを用いたタイヤ空気圧モニタリングシステム」の研究発表を行いました。これは、TOF(Time of Flight)と呼ばれる方式の距離レーザセンサを用いて、タイヤ内の空気圧の変化を捉えることを目的にしています。TOFレーザセンサを車に設置し、タイヤ内の空気圧変化があった際に発生するタイヤの形状変化を、路面からセンサまでの距離の変化で捉えるというものです。ここまでの研究成果で、実際に空気圧を低下させた際の路面からセンサまでの距離の低下をTOFレーザセンサで捉えることが出来ています。

  発表本番では非常に緊張してしまい、普段通りの発表をすることは叶いませんでた。しかし、質疑応答の際に新たな検討事項を得られ、これからの研究に繋がる発表をすることが出来たと考えています。貴重な経験に繋がった本研究へのご助言を戴きました、三田地 成幸先生を始め、研究室の皆様に改めて深く感謝致します。
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  続いて、コンピュータサイエンス学部4年(三田地研) 島 康貴です。
 
  私は論文のタイトルは「ソーラーパネルを用いた防犯センサの冬至の期間における発電量」というものです。これは、光ファイバを家の窓枠に設置して防犯センサに役立てようという研究です。既存の防犯センサはどろぼうに発見されやすく対策される恐れがあるため、どろぼうからは発見できない新しい防犯センサが必要です。
 
  発表中にマウスの接続が悪く、ポインターが表示されないというアクシデントがあったのですが、なんとか時間通り発表を終わらせることができよかったです。学会では難しい質問がきて、回答が難しいところがあったのですが先生の助けもあり、無事に発表を終わらせることができました。私の研究は後輩に引き継いだので後輩がいい結果を出せたならぜひ学会発表に挑戦してもらいたいと思います。
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  続いて、コンピュータサイエンス学部4年(三田地研) 鈴木 順也です。
 
  私の論文のタイトルは「TOFレーザセンサを用いたリアルタイムロギングによる街路樹枝葉高さ自動センシング」というものです。学会発表は初めてで、午前の最後の発表だったのでとても緊張しましたが、1年間の研究成果を学外で発表する良い機会となりました。研究室で何度も練習する機会を与えて頂いたお蔭で予測していなかった質疑応答の内容にも対応することができました。三田地教授を始め、お世話になった皆さんに感謝いたします。
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  最後に、バイオ・情報メディア研究科 コンピュータサイエンス専攻修士1年(三田地研) 姜 凱元です。
 
  私の発表する論文のタイトルは「FBGセンサを用いた地震振動検出の基礎実験」です。光ファイバFBGセンサを用いた地震計への応用に関する研究です。この研究の目的は、FBG光ファイバセンサは電気の代わりに光を利用し、銅線の代わりに標準的な光ファイバを使うことで、電気的なセンシングに伴う課題の多くを解決することができます。これらの特徴は陸域・海域を問わず観測網を構築でき、地球深部など高温領域での観測を可能とすると考えられます。
 
 私は外国人のため、学会発表も初めてなのでとても緊張しましたが、三田地先生、富田先生と研究室の皆さんのおかげで、順調に発表を終わらせます。いろいろな問題について質問され、今後の新たな課題についてもよく役にたちます。今回の発表を通し、いろいろな優秀な専門家の発表も聞かせ、とても勉強になり、自分の足りないところもわかるようになりました。無事に発表を終えた時には、とても達成感があり、人生にとってもいい経験だと思います。最後になりましたが、私にこのような貴重な機会を与えてくださった、三田地教授、実験講師の富田先生、また研究室の皆様に深くお礼申し上げます。
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 このように、発表は8人共に立派な内容でした。質疑応答はその分野の専門家からの質問で、学内の卒研発表とはレベルの違う内容を聞かれ戸惑ったかもしれませんが、聞いている私からはそれなりに回答しており、総じて立派な発表だったと満足しております。今後は、社会に出てその実力を試されるわけですが、十分に対応できると確信いたしました。
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NTT.com様と「未来創造デザイン」ワークショップ開催

サービスデザイン&マネジメント研究室の澤谷です。学生2名と共にNTT.com様で「未来創造デザイン」ワークショップ開催、2030年のワークライフを考えました。全部で9チーム、その中の2チームは学生がメンバーに加わりました。働くことに対して異なる価値観を持つ学生やとても積極的でコミュニケーション豊かで、しかも家のサーバーではオンライゲームを始終稼働している学生からの多様な意見を得て、日頃の企業内研修の枠を超えた発想が出てきました。
アイデアの共通項は、一旦実施したjobは次回からはAIにオーダーできる。それでできた空き時間は、エンターテイメントに使う。その仕事とエンターテイメントが交差する事が普通になる。
アイデアの中には、今でもできる事があるけれども、今その方向で実施できないのは、自分たちの「仕事とはこういうもの」「仕事はその場に来て時間で評価する」という先入観、だと気づきました。
最後に学生が、「今後自分のようにITを駆使してAIにやらせる事ができる人と、そうでない人の差ができてしまうのがきになる」、「結局、人間とは何をするものなのか、考え続ける事が人間がする事」と発言していました。彼らも、今回の体験で成長したみたいです。  NTT.comの皆さん、ありがとうございました!

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NTT.comの皆さんと集合写真
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学生がリーダーとしてチームの総括を発表
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未来創造デザインの講義の一コマ

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