Cloud Native Dojoで準優秀賞を獲得しました
はじめに
大学院コンピュータサイエンス専攻修士1年の高橋風太です.この記事ではCloud Native Dojoでの活動内容や,その成果について紹介します.Cloud Native Dojoは,クラウドコンピューティングの分野での新たなソフトウェアの提案や開発を通し,外部に成果を発表することを目標とするプログラムです.参加の対象はCS学部の2,3年生です.この活動はコンピュータサイエンス学部の戦略的教育プログラムに指定されています.
私は,当時Cloud Native Dojoのメンターを担当していた小山智之さんから引き継ぎ,2023年3月から,メンターとして活動の進行を管理しました.参加メンバーは以下の通りです.
- 参加学生:有賀 皓哉,川端 ももの,田中 美帆(コンピュータサイエンス学部3年)
- メンター:高橋 風太(大学院コンピュータサイエンス専攻修士1年)
Cloud Native Dojoの活動
活動の大まかな流れは,取り組む領域の選定(3~6月),課題の設定(6~7月),ソフトウェアの提案(7~8月),実装(7~11月),デモ発表準備(10~12月),発表(12/9)です.デモ発表では提案した内容を実装し,実際に課題を解決できることをデモンストレーションします.今回の活動では,アピールしたい点が視覚的に分かるような課題設定や画面構成にするため,多くの時間を費やしました.また,実装面においても,環境構築や機能の追加,更にデザインについて試行錯誤が必要でした.実装に用いたソースコードは,GitHubリポジトリで公開しました.
成果発表
大学コンソーシアム八王子の主要事業である学生発表会は,八王子地域の発展に寄与することを目的として実施され,学生が成果を発表することができます.Cloud Native Dojoは,第15回大学コンソーシアム八王子学生発表会において,展示発表を行い準優秀賞を獲得しました.
発表会場は八王子市の生涯学習センター(クリエイトホール)です.
展示発表はクリエイトホールの5階で行われ,計15グループが同じ部屋で展示をしました.部屋は広く,展示用に明るくなっていました.
Cloud Native Dojoの展示の様子です.発表時以外も展示について説明するため,1分程度の説明用動画を流し続けました.
展示発表の様子です.発表では,Webサイトのお知らせページにおいて,記事に興味があるかが視覚的にすぐ分かる方法について提案しました.
発表の結果,Cloud Native Dojoは展示発表で準優秀賞を獲得しました.
表彰式は学園都市センター11階で行われました.
おわりに
参加した学生に,以下のスキルが身についたという感想をいただきました.
- Kubernetes,コンテナを使ったプログラミングスキル
- 動画作成,問題を解決する力
- 発表内容の要点のまとめ方,課題解決の考え方
Cloud Native Dojoはテーマ決め,課題決め,提案の考案,実装,発表までを通すため,この他にも様々な学びを得ることができます.研究との違いとして,評価の代わりにデモ発表があることが挙げられます.デモ発表では,事前知識がない人のために,誰にでも内容が分かるようにすることが重要です.分かりやすさのために説明能力が特に求められ,貴重な経験の機会になったと思います.メンターとしても,進行を早めるために課題を出したり必要なタイミングでアイデアの助言をするなど,マネジメントの経験を得ることができました.
また,Cloud Native Dojoの活動に当たり,コンピュータサイエンス学部3年の近藤悠斗くんにフロントエンドの実装をサポートして頂きました.ありがとうございました.
2023年12月11日 (月)








