コンピュータサイエンス専攻の大学院生が国際会議で発表
2024年5月14日 (火)
国際会議The 18th International Conference on Ubiquitous Information Management and Communication (IMCOM 2024)がマレーシアのクアラルンプールで2024年1月3~5日に開催され、東京工科大学大学院の学生も発表を行いました。
IMCOMは、主にアジアの大学や研究機関が参加する会議で、主催は韓国のSungkyunkwan University(成均館大学校)とUniversiti Kuala Lumpur(クアラルンプール大学)です。
日本からは、九州大学、お茶の水女子大学などが発表を行っていました。もちろん、東京工科大学も発表しました。
会場は、Grand Millennium Kuala Lumpur Hotelでした。クアラルンプールの繁華街Bukit Bintangの中心に建つ大きなホテルです。
会場となっているホテルには「IMCOM 2024」の大きな看板もありました。
IMCOMは、2020年まで現地開催を続けてきましたが、コロナ禍の関係でそれ以降オンライン開催になっていました。
今回、ようやく現地とオンラインのハイブリッド開催まで戻りました。
General ChairのSukhan Lee先生(成均館大学校)は、オンラインでのご挨拶となりました。
同じく、General ChairのRoslan Ismail先生(クアラルンプール大学)は現地からご挨拶されました。
今回はハイブリッド形式ですので、基調講演のTom Henderson先生(ユタ大学)はオンラインでご講演されました。航空システムに関するお話でした。
東京工科大学大学院からは、コンピュータサイエンス専攻修士課程1年の今枝拓未君が「Invisible Cloak to AI Recognition from All Horizontal Directions by Adversarial Patch」というタイトルで発表を行いました。
今枝君の発表は、着用すると人工知能から透明になれるマントについての発表です。Adversarial Patchの技術を利用しています。
従来の研究では、正面からの撮影に対してしか効果がなかったのですが、TPSマッピングとアフィン変換を用いて、水平方向360度どの角度から撮影されても耐性を持つように改良しました。
ハイブリッド開催であるため、自席からの発表となり、一般的な壇上での発表とは異なる感じになっています。
質疑応答の際も、各人が席を移動できないので不思議な感じでした。
コロナ禍で中止になっていたIMCOMのバンケットも復活しました。
会場周辺のBukit Bintang駅です。これはモノレールの駅です。
Bukit BintangにはISETANもあります。
クアラルンプールは夜景も綺麗でした。
2024年5月14日 (火)