大学コンソーシアム八王子学生発表会でデモンストレーションをしました
2024年12月17日 (火)
はじめに
コンピュータサイエンス学部 4年の西村 克己です.この記事では Cloud Native Dojoの活動と開発したソフトウェアのデモンストレーションをしたことを紹介します.
Cloud Native Dojoは,コンピュータサイエンス学部の戦略的教育プログラムに指定されており,Cloud Nativeの技術のKubernetes,Container の技術スキルを磨いて,クラウドコンピューティング 分野の提案と開発を行っています.今年度は,2024年5月から,テーマ決め,課題,提案,実装,テスト,デモンストレーションまで一貫して行いました.メンバーは,以下になります.
参加学生: 井阪 正俊,⽴⾕ 拓海,坂井 萌桜 (コンピュータサイエンス学部3年)
メンター: 西村 克己(コンピュータサイエンス学部4年)
活動風景
Cloud Native Dojoでは,メンバーの間でアイデア出しと提案の作成に多くの時間を割きました.提案に関して様々なアイデアを考えてきました.しかし,利用するユーザにとって,何が嬉しいのか具体的なユースケースを定めきれなかったため,多くの時間と労力がかかりました.最終的にメンターの西村が創成課題や卒業課題で行っているシステム移行の技術テーマに決定しました.その後,このテーマに沿って,ユーザのメリットを全員で考えました.
上記の写真は, Dojoの活動風景を表す様子です.
上記の写真は,提案を実装したシステムの動作確認をしている様子です.この提案を実装したソースコードは,GitHubリポジトリで公開しています.
技術的な内容
システム移行は, 現在のサーバーのファイルを新しいサーバーに転送します.デモンストレーションでは,ECサイトのユーザのアクセス数を使って,項目の優先度を設定しました.この優先度が高い項目からファイルを転送することによって,ユーザがアクセスする項目に,以前よりも早くアクセスできるようにしました.
上記の画面は, システム移行の開始後にユーザがECサイトにアクセスすると表示されます. その後,システム移行のファイル転送が完了した項目がアクセスできるようになってボタンが表示されます.
展示発表
Cloud Native Dojoは,第16回大学コンソーシアム八王子学生発表会(2024年12月7,8日)でソフトウェアのデモンストレーションの発表を行いました.
発表会場は,八王子オクトーレ内11階の 八王子市学園都市センターでした.
上記の写真は,会場でディスプレイを使ってデモンストレーションの動画を表示している様子です.
上記の2つの写真は,学生発表会のコアタイムで会場に来られた方々に説明しているときのメンバーの様子です.
(左から井阪, 立谷, 坂井)
上記の写真は,学生発表会のコアタイム直後のメンバーの写真です.
(左から西村, 坂井, 井阪, 立谷)
上記の写真は,学生発表会が終わった後に全員で記念撮影です.
おわりに
Cloud Native Dojoに参加した学生の感想です.
- Cloud Native Dojoの活動全体を通して,ユーザが解決したい問題に沿ったテーマを見つけることが難しかった.(井阪)
- チームメンバーの間で,それぞれの意見を正確に汲み取らない状況が続くと,チーム全体の認識のずれを引き起こすことを痛感した.(坂井)
- 学生発表会では,質問に回答する相手の技術レベルによって,専門的に説明したり,技術的な内容をよりわかりやすく伝えるように,質問した相手に合わせた説明する大切さを学んだ.(立谷)
西村は,メンターとしてチームの活動を行う際に,メンバー全員の意見の集約やプロジェクトの方針の決定に,とても苦労しました.このCloud Native Dojoを通して,ITプロジェクトでのリーダシップやプロジェクト管理を学ぶことができ,貴重な経験を得ることができました.
2024年12月17日 (火)