東京工科大学 コンピュータサイエンス学部 BLOG

東京工科大学
  • 学部3年生と4年生がコンピュータセキュリティ研究会で発表

プロジェクト実習

コンピュータサイエンス学部は、学生による様々な学会での発表をはじめ、オープンソースによる学修・研究成果の公開、さらには在学中の起業まで、多彩なチャレンジを体系的にサポートする環境と教育を提供し、意欲ある学生の可能性と能力を伸ばしています。

たとえば最近では、ICT関連の大規模な国際展示会への出展や、オープンソースの世界的会議におけるパネリストとしての登壇など、業界も注目する大舞台で本学学生が活躍しています。 そのほか数多くの学会での表彰や受賞など、視野とフットワークを学外に広げた本学学生の挑戦から、多くの成果が生まれています。

>> コンピュータサイエンス学部の特長へ戻る

現代社会を支えるICT関連技術の中でも、今後ますます重要性が高まるAI(人工知能)、医療IoT、セキュリティといった先端分野の研究に積極的に挑戦しています。

たとえばAI関連では、ディープラーニング(深層学習)の技術を用いることで「安全な出産」をサポートする手法の開発研究を推進しています。

また、医療IoT分野では、本学の応用生物学部や医療保健学部と共同で、障がい者向けのパソコン操作補助システムの開発や、医療からスポーツ、楽器演奏まで幅広く活用できる超小型モーションキャプチャーシステムの開発など、実用化が楽しみな多彩な研究が進行中です。

>> コンピュータサイエンス学部の特長へ戻る

学部3年生と4年生がコンピュータセキュリティ研究会で発表

2025年3月24日 (月) 投稿者: CSスタッフ

東京工科大学コンピュータサイエンス学部の学部3年生と4年生が学会発表してきましたので紹介します。
 
情報処理学会の第202回マルチメディア通信と分散処理・第108回コンピュータセキュリティ合同研究発表会が2025年3月17日(月)~18日(火)に群馬県庁昭和庁舎で行われ、コンピュータセキュリティ研究会のほうでコンピュータサイエンス学部の学部3年生4名と学部4年生4名が発表を行いました。マルチメディア通信と分散処理研究会のほうでも本学部から発表がありましたが、それは別の機会にお伝えしたいと思います。
 
Dsc_7151
Dsc_7153
 
群馬県庁昭和庁舎は歴史的建造物であり、使わせてもらう機会は滅多にないとのことでしたので、ここで研究発表を行えるのは貴重な経験です。
 
Dsc_7152
 
「ぐんまちゃん」の石像もありました。
 
Dsc_7156
 
会場はこのようにセッティングされ、とても立派でした。
 
コンピュータサイエンス学部には、3年次にプロジェクト実習という授業があります。テーマはいくつかありますが、情報セキュリティのテーマを選択した学生の中から、優秀な4グループが学会発表を行いました。授業では人工知能の使い方とデータの処理方法について主に学びますが、各グループは技術的に解決が困難な課題を自分たちで見つけ、授業で修得した知識と技術を使ってその課題解決に取り組みます。学会の研究会は、専門の研究者が集まるところですので、その中で学部3年生が発表の機会を得られるのは貴重といえます。
 
Dsc_7138
 
学部3年生の工藤諭さんが、グループを代表して「記号列の組み合わせを用いたステルス化XSS攻撃の検知」という発表を行いました。
クロスサイト・スクリプティング(XSS)という攻撃があるのですが、攻撃コードであることが見つからないようにステルス化されているものがあります。これに対して、JavaScriptに含まれる演算記号の並びをn-gramという方法で処理すれば、機械学習を用いてうまく検出できるのではないかと考えました。論文に評価をまとめた時点では、Random ForestとSupport Vector Machineのアルゴリズムでいずれも、テストデータに対して正解率87.54%、適合率87.50%,再現率87.50%までしか上がらなかったのですが、研究発表会まで追加実験を行い、Random ForestとXGBoostでいずれも正解率94.35%、適合率94.40%,再現率94.35%、F1スコア94.22%まで精度を上げることができました。
 
Dsc_7140
 
学部3年生の佐藤悠弥さんが、グループを代表して「APIコール対応表に基づく特徴ベクトル化手法を活用したマルウェア検出」という発表を行いました。
APIコールと呼ばれるプログラムの命令があります。これを使ってマルウェアを検出する研究はありますが、数が多いために簡単に機械学習することはできません。ファイルを分割することはできますが、悪性の挙動がファイル分割によって分断されたしまった場合には、同じ精度で検出することは難しいでしょう。そこで、このグループは、APIコールを対応表に基づいて数値に置き換え、ユニークなものだけを抽出して特徴ベクトルにするという方法を考えました。いくつかの機械学習アルゴリズムで評価した結果、一次元の畳み込みニューラルネットワークが最も高い正解率0.9576になりました。
 
Dsc_7150
 
学部3年生の進藤景さんが、グループを代表して「異なるイラストを用いたパーツごとの動作データ解析による個人識別手法」という発表を行いました。
このグループが着目したのは手書きの署名です。最近では、スマートフォンの画面やタブレット端末にスタイラスペンを用いて手書きで署名を行うスタイルが定着してきましたが、見本となる他人の署名を入手できてしまった場合には、最悪ではなぞることもできてしまいます。そこで、署名ではなく、指定されたイラストを描いてもらう方法を考えました。本人の筆記の特徴を登録する際に描くイラストと、本人確認の際に描いてもらうイラストのキャラクターは異なります。これらのキャラクターには類似するパーツはあるのですが、大きさや形が少し異なり、本人確認の際に描くキャラクターが何であるかは直前までわかりませんので、攻撃者はなぞるものを用意できません。当初は、不用意に多クラス分類にしてしまったために機械学習による精度が低くなってしまいましたが、2クラス分類で追加実験したところ、本人の類似度が高くなった左目で、最も高い被験者は92.2%、最も低い被験者でも75.4%の正解率で本人確認が行えました。授業の中での研究でしたので、被験者への指示がうまく行えておらず、同じ位置に同じパーツを描かない人や、指示を無視してパーツの輪郭の内側まで描く人もいたとのことで、きちんと実験すれば精度は上がるのではないかとのことでした。
 
Dsc_7155
 
学部3年生の成田彩華さんが、グループを代表して「ファインチューニングを用いた電子署名の偽造」という発表を行いました。
このグループは、署名の画像を偽造する方法を考えました。真っ先に思いつくのが、まったく同じ画像を提示するという方法ですが、これは駄目です。過去の画像と比較されて同じものがあればバレてしまいます。また、質疑応答でもありましたが、過去の像から点の位置を少しだけ変えたものにするという方法も、おそらく既存の様々な方法で見破られます。そこで、このグループは、生成器と識別器という2種類のプログラムを用意し、これらをファインチューニングすることで、本人であればいかにも書きそうな文字であり、過去に本人が書いたものとは異なる筆跡の同じ文字を人工知能に書かせる手法を提案しました。結果としては、機械学習で100%見破られてしまいましたので、署名をうまく偽造することはできませんでしたが、人間が目視で確認する限りでは、いかにも本人が書いたような文字に見えます。背景の色が少し変わっているのと背景に模様ができているのが問題で、どうもこのせいで偽物と見破られてしまっているようです。本物の署名も類似の背景にして試してみましたが、うまくいきませんでした。授業の中の短期間での実験でしたので、ここまでしかできませんでしたが、人間の目は欺けていますので、あとひと工夫すればうまくいきそうなところまで来ています。
 
Dsc_7158
 
このように多くの研究者が発表を聴講しています。実は、オンラインと併用していますので、ここにいる人たち以外にも聴講者がいます。
 
続いて、学部4年生4名による発表を紹介します。
学部4年生は、研究室で研究を行い、卒業論文にその研究成果をまとめています。多くの文献を調査し、良い結果にたどり着くまで試行錯誤を繰り返した多大なる努力が、今回の研究発表で結実しました。他大学や企業の研究者の発表と比較しても、まったく遜色はありません。
 
Dsc_7143
 
学部4年生の貞野秀明さんが「XSSEDデータセットの適正化とステルス化されたXSSの検知手法」という発表を行いました。
クロスサイト・スクリプティング(XSS)の公開されているデータセットには攻撃ではないものも含まれており、それらを適切に整理している過程で、見つからないようにステルス化されているタイプのXSSがある程度含まれていることに気づきました。ステルス化されていない従来のXSSは高精度で検知できますが、同じ方法ですとステルス化されているものは見逃してしまいます。そこで、ステルス化されているXSSを検出する新たな手法を提案して評価しました。結果として、ステルス化されていないXSSは98%以上、ステルス化XSSでも95%以上の精度で検出できました。
 
Dsc_7144
 
質疑応答では研究者の方々と有意義な意見交換が行えました。他のデータセットでも同様の結果になると思われるかという質問がありました。XSSの攻撃を多数集めた良いデータセットはなかなかありませんが、手法は有効ではないかと思われます。
 
Dsc_7146
 
学部4年生の遠藤明恵さんが「抽象構文木の条件分岐と繰り返し構造を利用した悪性JavaScriptの検知手法」という発表を行いました。
悪性JavaScriptは、解析されにくいように難読化されているものもあり検出が困難です。そこで、遠藤さんは抽象構文木に注目してうまく検出できないか試してみました。既存研究でも抽象構文木に注目したものはあるのですが、その方法ですと攻撃者が良性の構造に似せてきたときに見破れなくなってしまいます。一方、遠藤さんの手法では、機械学習のCNNとLSTMを使って抽象構文木の特徴をとらえているため、良性の構造に似せた場合にも違いを見つけられます。実験の結果、データセットの悪性JavaScriptコードを98.97%で検出でき、攻撃者が良性を装う検出回避を試みた場合でも、これより高い精度で検出できました。
 
Dsc_7160
 
学部4年生の田中勁仁さんが「機械学習ベースのNIDSを用いた未知の攻撃分類検知の精度を向上させる手法の提案」という発表を行いました。
既存研究に、ネットワークの攻撃を検知するものがあります。その研究では、攻撃を類似の種類ごとにグループ化し、同一グループの中で何種類かの攻撃を学習すれば、同じグループにある他の攻撃も見つけられるか試していました。そこでは、4つある攻撃グループのうちR2Lと呼ばれる攻撃を分類できる精度が0%となっていました。このような結果になってしまうのは、サンプル数が少ない場合に、機械学習がうまくいかなくなってしまう場合があることが原因と考え、特徴に関係のない情報を除去することでパラメータが収束しやすくなる工夫を施しました。具体的には、情報利得が低い特徴量を削除する手法とOne-Hotエンコーディングしたカテゴリ変数を主成分分析によって1次元に圧縮する手法を組み合わせ、それまで0%であったR2Lを、正解率0.996、適合率0.979、再現率1.00、F値0.989で分類および検出できるようになりました。
 
Dsc_7161
 
学部4年生の内野彰紀さんが「機械学習を用いたDRDoS攻撃の早期検知」という発表を行いました。
この研究は、横浜国立大学の吉岡克成教授との共同研究になっています。DRDoS攻撃というものがあり、この攻撃を受けるとインターネットに接続されているサーバが落とされてしまったりします。DRDoS攻撃を検出する研究は今までにもありますが、基本的に一定時間状況を観測し、攻撃ではない状態と比較することで攻撃を受けているかどうか判断します。この時間が120秒くらい必要になりますので、その間は攻撃を受けっぱなしで攻撃に気づけないということになります。これに対して、10秒間などの短時間でDRDoS攻撃を検知する手法を提案しました。実験の結果、アルゴリズムにLightGBMを用いた場合に最も検出精度が高くなり、10秒間のログデータであっても99.99%の精度でDRDoS攻撃を検知することが可能でした。
 
Dsc_7162
 
内野さんの質疑応答の様子です。今回はデータセットのログを使って評価していますので、実際に攻撃を受けた場合にはどのようになるかという質問がありました。また、もっと短い時間で攻撃を検出できないのかという質問もありました。専門家の方々から貴重なご意見を数多く賜ることができました。

魔法陣は空に書くものでしたっけ?!

2017年4月20日 (木) 投稿者: CSスタッフグループ3

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。プロジェクト実習テーマQという3年生の科目では、1年間をかけてコンピュータを使った楽しい作品づくりを行っています。今年は手が向かっている方向を正確にキャッチして3Dグラフィックスで表示できるモーションキャプチャーシステムを使って、魔法陣を描くアプリケーションに挑戦してみました。

P3_30secm

 魔法を発動させるには、決められた図形を杖で描くのがお約束かと思います。しかしながら、杖で地面に何かを書いている間に、敵キャラに攻撃されてしまうかも知れません。そこで(本当?)、今回は自身の前方(半分くらいは空)に向かって自由に図形を描くことのできるアプリケーションを開発しました。

P3_booth2m

 空に向かって何かを描いて下さいと言われた時、皆さんは何を選ぶでしょうか? 松下的には音楽のト音記号を真っ先に思いついたのですが、結局正しく書く事はできませんでした。しかしながら、この作品を発表した学会会場では、いともたやすくト音記号を描く人が現れました。魔法の杖で図形を描く場合、描いている途中で図を確認することは難しいと思います。そして、書いている途中で杖をひねる動作が入って来るト音記号は、難易度が高い形になっているようです。この他、一筆書きできる図形を探したところ、JISマーク(日本工業規格の由緒正しい記号・・・知ってます?)、ギリシャ文字のグザイ(ξ)、といった謎な記号を次々と試すこととなりました。
 
P3_finalm

 そして、学会での2時間のデモ展示はあっと言う間に終了しました。まだまだ複雑な術式に対応することはできていませんが、いつかは本当に魔法が発動するようなシステムを作っていければと考えております。今回開発したモーションキャプチャーでは、術者の個人差といったほんのわずかな違いを見分けることのできる精度があるため、今後はこのことを利用した面白いゲームを作ってみたいです。

 それではまた!

Soichiro C. Matsushita (Nintendoスイッチがやって来ました。微妙に非対称なのが芸術的?)

上手い呼吸が鳥を呼ぶ・・・のでしょうか?!

2017年4月17日 (月) 投稿者: CSスタッフグループ3

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。CS学部では1年間を通じてコンピュータを使った作品制作を行うプロジェクト実習テーマQという科目を開講しています。この科目では、3年生が5人くらいのチームを作り、クラス(今年は3チームでした)全体の投票で選ばれた題材を元に作品を造り上げていきます。今年は、「浴衣」、「魔法」、そして「とり」の3テーマが選出されましたが、最も謎が深いのが「とり」です。

P2_30secm

 この場面では、チームリーダー(授業の中ではパーティリーダーと呼んでいます)が、学会に集まった専門家(ただし鳥の専門家ではない)を前に、鳥の素晴らしさを30秒間で力説しているところです。コンピュータとの関係性については、ほとんど一切触れていない謎のプレゼンテーションでした。

P2_booth1m

 学会ではホールでの発表の後に、制作した作品を展示実演する時間が設けられているのですが、鳥チームのブースは2時間の持ち時間を通して、ずっと盛況でした。展示の正体は、どの位上手く深い腹式呼吸による深呼吸が行われているのかを、腹部に巻き付けた姿勢センサと、指に取り付ける心拍センサにて判定し、「上手くいっていると鳥が寄って来る」というものです。・・・が、2時間の展示の中で、とりはことごとく逃げ去って行きました。

P2_finalm

 ともあれ最後はメンバー全員による記念撮影です。鳥が逃げ去ってしまう(つまり、学会会場のような騒然とした場所で、明鏡止水の心境になれる人はまずいない)ことはプロジェクト実習の中で行った実験にて既に予想されていたことではありますが、「鳥の逃げっぷり」によって来場者の心を豊かにする(つまり笑っちゃう)ことに成功いたしました。

 それではまた!
 
Soichiro C. Matsushita (Nintendoスイッチがやって来ました。ソフトはどこから入れるの?)

まだ夏はかなり遠いですが浴衣の学会発表を行いました

2017年4月12日 (水) 投稿者: CSスタッフグループ3


 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。CS学部では1年間を通じてコンピュータを使ったアプリケーションの研究開発を5人くらいのチームで行う、プロジェクト実習テーマQという科目を3年次に開講しています。早いもので、今回で5年目となりましたが今年も学会にて成果を発表してきました。

P1_30secm

 学会では、まず最初に持ち時間30秒間(!)で論文の概要をホールで発表しますが、このチームは「美しい浴衣!」と述べた反面、コンピュータが何をしているのかは謎のままという、いかにもCSE松下研らしい内容でした。

P1_booth1m

 この写真では、怪しい浴衣の人が写っていますが、30秒発表とは一転して、ちゃんと論文(ポスター)発表を行っている模様です。研究では、正しい着方に加え、正しい姿勢で歩かないと途端に着崩れを起こしてしまう浴衣を美しく着ることを目標として、ネックレス型の小さなワイヤレス姿勢センサを両肩の間に吊り下げるデバイスを開発しました。

P1_finalm

 学会での展示実演&論文発表のラストでメンバー全員による記念撮影です。プロジェクト実習テーマQという科目には、明確な目標やゴールは設定されていません。参加するメンバーが日頃疑問に感じていることや、実現してみたいと思っていることを、1年間という限られた時間の中でコンピュータを使って探求して行く場所となっています。今後はこの経験を生かし、新しい未来にチャレンジして行って頂ければと思います。

 それではまた!

Soichiro C. Matsushita (Nintendoスイッチがやって来ました。しまったソフト買ってない・・・)

プロジェクト実習テーマQ(その1)

2016年8月 2日 (火) 投稿者: CSスタッフ

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。コンピュータサイエンス学部には、3年生を対象に1年間をかけて何かを作り上げるプロジェクト実習という科目がありますが、この授業では、モーションセンサを使った作品を製作し、3年生の終わりに学会発表することを目指しています。その準備として、4月から7月までの4カ月間で、何でも好きなものを作って楽しんでおります。

P1_1

 今年は、まずはこれを投げることにしました。でも、ただこれを投げたのでは授業にはならないので、正しく投げているかどうかをセンサで調べることにしました。

P1_2

 腕時計型のセンサを右手につけて、あれを今まさに投げようとしています。思い切り投げるとセンサで計れる運動の範囲を超えてしまうため、できればそっと投げてほしいものです。適切なスピードと、流れるようなスムースさが完璧に揃ったとき、伝説の何かが出現するのだそうです。

P1_3

 まずはめでたく大学内での発表会が終了いたしました。皆様半年間お疲れさまでした。

 この後、いよいよ学会発表に挑む作品へと移りますが、今年は一体何が製作されるのか? 来年3月のゴール地点でお会いしましょう。尚、昨年度に何が起きたかの顛末は、東京工科大学コンピュータサイエンス学部の動画サイトにて、謎のナレーションとともに公開いたしております。

 それではまた!

Soichiro C. Matsushita (今年の夏は、テイルズの新作かな・・・)

続きを読む "プロジェクト実習テーマQ(その1)"

お台場で今年も学会発表してきました

2014年3月 4日 (火) 投稿者: CSスタッフグループ3

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。コンピュータサイエンス学部には、3年生を対象に1年間をかけて作品制作等を行うプロジェクト実習という科目がありますが、私はその中の1つとして、コンピュータインタラクション制作を担当いたしております。今年度は16人のメンバーで活動をしてまいりましたが、昨年に引き続いて学会発表を行うことができました。

Int2014

 インタラクション2014は、人と、人ではなに何かの間で、何かが起きていればOKという、若干謎なコンセプトな学会なのですが、会場の雰囲気を一言で言うならば、「夏祭りの金魚すくい」といった感じです。学会本部の発表では、参加者は約500人とのことで、3日間で150件を超える「金魚すくい」の露店(学会発表なので、本当は説明資料+作品の展示実演)が出ています。そのような中で、プロジェクト実習からは3つの作品を出展しました。

Party1

 「体の止まり方を調べるコンピュータ」という演目で、いかなる状況においても自然体を保つことのできる精神力の有無を、頭の微弱な揺れをもとに、わずか3分程度で判定してしまう作品です。今回は、精神に揺さぶりをかける題材として「尻文字」を採用しています。果たして、お祭り状態の学会会場の中で、どの位の方が平常心を保っていられるのかと思っていましたが、世の中にはすごい人がいるものです。

Party2

 「手の運動技巧を鍛えるウェアラブルコンピュータ」という論文名なのですが、正体はバトルボウラー唯というアドベンチャーゲームです。(多分、ボウリングの投球で何かを倒すのだと思います)家庭用ゲーム機に採用されている運動センサーと超小型コンピューターを右手首に装着し、ボウリングの技を駆使して悪に立ち向かいます。ジャイロセンサーと新しい計算アルゴリズムを駆使し、的確にボウリングの技巧をとらえるこの作品は、審査にて約3倍強の競争率を乗り越えてプレミアム発表に認定されました。

Party3

 「音楽ライブ会場におけるリズム教示インタフェースの提案」と題したこの作品は、アイドル等のコンサートで散見される「残念なリズム感の人々」を救済するためにデザインされました。PCの画面に、曲に見立てたリズムの指示が表示されるとともに、光るスティックに内蔵された振動モーターが、正しいリズムへと導きます。そして、本当に正しいリズムで振ることができた時、光るスティックの色が赤色から青色へと変わり、振動モーターの感覚が消えていきます。

 例によって、だからどうしたんだというネタばかりでしたが、来年も懲りずにプロジェクト実習を続けていってみたいと思います。それではまた!

Soichiro C. Matsushita (最近忙しすぎてゲームをする暇がない・・・)

2014年大学ロボコンに向けて活動中!(その2) ~「プロジェクト実習」テーマR~

2013年11月29日 (金) 投稿者: CSスタッフ_A

CS学部3年生の科目の一つである「プロジェクト実習」テーマRでは、後期に入り、いよいよ2014年のNHK大学ロボコンに向けての活動が本格化しています。

前回(11/24の記事)に続き、実習の指導補助を行っている4年生による活動レポートを掲載します。

---------- がんばるフィールド製作 (2013/10/18) ----------

機械班SAの河邊です。

先週に発注した部品が届き、フィールド製作の方を進めていきます。
今年はルール上フィールドオブジェクトが多いため製作が大変です。
_20131129_1
_20131129_2

シーソーの製作中です。
左がシーソーの上下する板部分で、右が支柱部分です。
_20131129_3

こちらはジャングルジムの製作をしています。
_20131129_4

ポールウォークの円盤づくりです。真ん中に穴をあけているところです。
_20131129_5
サークルカッターというくり抜き用のカッターがあり、それを使ってくり抜いていきます
ちなみにこれ、使ってみるとすごく怖いです。

_20131129_6
シーソーがほぼ完成しました!
他のものも部品が来たら順次完成させていきます。


----------------------------------------

大学ロボコンについて詳しくはこちら:
http://www.official-robocon.com/jp/daigaku/daigaku2014/index.html

2014年大学ロボコンに向けて活動中! ~「プロジェクト実習」テーマR~

2013年11月24日 (日) 投稿者: CSスタッフ_A

コンピュータサイエンス学部広報担当です。
本日は八王子キャンパスでオープンキャンパスが開催されます。
是非ご来場ください!

----------

CS学部3年生の科目の一つである「プロジェクト実習」テーマRでは、後期に入り、いよいよ2014年のNHK大学ロボコンに向けての活動が本格化しています。

このブログでの紹介が遅れてしまいましたが、10月にはエントリーシートの提出も無事終えたとのことで、実習の指導補助を行っている4年生による活動レポートを掲載します。

---------- その名はNキューブ (2013/10/10) ----------

機械班SAの河邊です。

エントリーシートの提出が終わりました。
そこで、このたび今回のロボコンチームのチーム名が決まりました。
チーム名はNキューブです。

このNには一体どんな意味があるのでしょうか?
Nの謎はひとまず置いておいて、エントリーシートの方の再確認をし、全体の流れを全員が把握するようにします。
_20131120_1

その後、班わけを行い、それぞれの作業に入ります。

こちらは、以前考えた戦略を実現するために設計班で会議をしています。
_20131120_2
どんな機構を考えてくれるのでしょうか?とても楽しみです。

こちらはフィールド製作班です。
_20131120_3
今回の課題であるブランコの足部分の製作をしています。

_20131120_4
こちらはジャングルジムですね。
今から登るところを作っていくようです。

今回のルールはフィールドのオブジェクトが多いためフィールド製作がとても大変となっていますが、みんなよく頑張って作っています。

----------------------------------------

その後の活動についても、順次紹介していきたいと思います!

来年の大学ロボコンの課題については以下をご覧ください。

---------- ここから大学ロボコンHPより転載 ----------
2014年の競技課題は
A SALUTE TO PARENTHOOD

親ロボット(手動)、子供ロボット(自動)の計2台のロボットが協力しながら、4つの課題に挑戦します。
その4つの課題は、「シーソー」、「ポールウォーク」、「ブランコ」、「ジャングルジム」。4 つの課題を達成したチームは、「SHABAASH」となります。「SHABAASH」を先に達成したチームが、勝利します。
競技時間は3分間。赤チームと青チームの対戦形式です。

---------- ここまで ----------

大学ロボコンについて詳しくはこちら:
http://www.official-robocon.com/jp/daigaku/daigaku2014/index.html

「プロジェクト実習」テーマR ~ロボコン挑戦授業の成果発表~

2013年7月30日 (火) 投稿者: CSスタッフ_A

コンピュータサイエンス学部広報担当です。
夏のオープンキャンパスにおいて、CS学部の「メカトロニクスコース研究紹介」では、学部授業「プロジェクト実習」テーマR(ロボコン挑戦)の成果発表も行っています。
そのチームメンバにロボット製作の経緯などを聞きました。

**************************************************************************

 CS学部4年の大久保です。

 私たちは、3年時に「プロジェクト実習(テーマR)」というロボコン挑戦をテーマとした実習にて、NHK大学ロボコンに挑戦しました。結果は残念ながら予選落ちでしたが、ロボットを完成させたいという気持ちから、有志を募りオープンキャンパスに向けて新たにロボットを作成しようと考えました。

 ロボットのコンセプトは、今回のNHK大学ロボコンの競技をベースにひと工夫加えたものにしようと考えました。その結果、ロボットを用いてオブジェクトをあるところまで持って行き、その後射出機構によってボールを発射する、というものにしました。

1
2

 これらの成果を、7月15日のオープンキャンパスにおいて発表しました。やはり動くものというのは来場者の目にとまるようで、たくさんの方にロボットの操縦を通して遊んでいただくことができ、私たちにとってもたいへん満足な結果を得ることができました。

 この活動を通じて、私たちはさまざまなことを学び、得ることができました。ロボットの製作において、機体製作には力学、機構学、工作機械に関する知識、etc...。また、機体を動かすためには、電気・電子、プログラミングの知識が必要となります。そして、テスト段階では、発生した問題を解決する応用力、チームで活動するためのコミュニケーション能力が大切になります。大学で理論的な部分は教えていただけるのですが、やはり「知っている」ことと「理解している」ことには大きな違いがあります。

 大学ロボコンに挑戦した「プロジェクト実習」、および「オープンキャンパスに向けてのロボット製作」の計1年半という期間にわたる2度の機会に、チームによる実際のロボット製作を体験できたことは、私たちにとって、今後社会に出る上で大事なモノを得ることができる貴重な経験となったと思います。

**************************************************************************

このロボットは、8月3日と8月17日のオープンキャンパスでも体験できます。
是非ご来場ください!

----------
学部授業「プロジェクト実習」テーマR
 S-King の逆襲 ~ロボコン挑戦授業の成果発表~


日時: 8/3(土),8/17(土) オープンキャンパスにて
場所: 研究棟C 2階 201室

概要: 授業で大学ロボコンに挑戦した4年次学生有志が、学んだことを活かしてオリジナルのショートロボコンテーマを考えて、ロボットを作りました:操縦体験してみませんか?
----------

CSブログ プロジェクト実習テーマQ

2013年5月14日 (火) 投稿者: CSスタッフグループ3

第1話 プロジェクト実習テーマQがスタートしました

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。コンピュータサイエンス学部には、3年生を対象に1年間をかけて作品制作等を行うプロジェクト実習という科目がありますが、私はその中の1つとして、コンピュータインタラクション制作(コードネーム:テーマQ)を担当いたしております。この授業は、人とコンピュータとが向かい合う境界面を探求し、人の心を豊かにする情報処理技術のあり方を考えていく内容となっていますが、3年生の終わりに作品を学会発表することを目指しています。今年も4月より16人の学生を迎えてスタートしたテーマQですが、答えが1つではない上に、おそらく正解は存在しないと思われる問題に挑むところから出発しています。

Guitar1

 今年の出題は、「リズム感とは何か?」という、かなり無謀なものとなっています。写真は、なぜかピアノ&チェロと共演する羽目になった松下の近影(場所は都内の某ホテルに設置されているミュージックルームです)ですが、「タイミングが合っている」だけでは全く音楽にはなりませんでした。そこで、演奏者の動きをとらえるセンサーとコンピュータを組み合わせ、どうすれば「音楽」になっていくのかを追求しようと考えました。

Guitar2

 こちらの写真は、昨年度のテーマQにて制作した手首取付型コンピュータですが、ギターを演奏する際の微妙な手首の回転をとらえ、リズムと弾く強さの正確さをリアルタイムで演奏者に伝えることができます。

 今年はどこまでいけるのか? また、どんな新しいアイディアが飛び出すのか? 来年3月のゴールまで、テーマQの実況をお送りしていきたいと思います。

 それではまた!

Soichiro C. Matsushita (ディスガイアD2、レベル8500。まだ終わらない・・・)

その他のカテゴリー

CS学部のイベント その他 オープンキャンパス情報 プロジェクト実習 人工知能 卒業生の活躍 学生の学会発表 学生の就職活動 学生活躍編 戦略的教育プログラム 教員の執筆情報 映像紹介 松下的コンピュータゲームの世界 研究室の研究紹介 研究編 講義紹介

 
  • コンピュータサイエンス学部の情報はこちら
  • 入試情報はこちら
  • 資料請求はこちら(大学案内、募集要項等)
カレンダー
2025年11月
日 月 火 水 木 金 土
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

カテゴリー

  • CS学部のイベント
  • その他
  • オープンキャンパス情報
  • プロジェクト実習
  • 人工知能
  • 卒業生の活躍
  • 学生の学会発表
  • 学生の就職活動
  • 学生活躍編
  • 戦略的教育プログラム
  • 教員の執筆情報
  • 映像紹介
  • 松下的コンピュータゲームの世界
  • 研究室の研究紹介
  • 研究編
  • 講義紹介

最近の記事

  • 「青嵐(せいらん)」が世界のスパコンランキングにランクインしました!
  • 第33回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ (DPSWS 2025)でポスター発表を行いました
  • ブライトン大学のコリーナ・チオカン主任講師と打ち合わせをしました
  • 8月31日にオープンキャンパスを開催します
  • 8月17日にオープンキャンパスを開催します
  • 8月3日にオープンキャンパスを開催します
  • 7月20日にオープンキャンパスを開催します
  • 6月15日にオープンキャンパスを開催します
  • 国際会議IMCOM 2025で論文発表を行いました
  • タイのバンコクで開催された国際会議ICTIS2025で論文発表しました
  • 東京工科大学の情報はこちら
RSSを表示する