研究室の研究紹介

NTT.com様と「未来創造デザイン」ワークショップ開催

2017/05/02

サービスデザイン&マネジメント研究室の澤谷です。学生2名と共にNTT.com様で「未来創造デザイン」ワークショップ開催、2030年のワークライフを考えました。全部で9チーム、その中の2チームは学生がメンバーに加わりました。働くことに対して異なる価値観を持つ学生やとても積極的でコミュニケーション豊かで、しかも家のサーバーではオンライゲームを始終稼働している学生からの多様な意見を得て、日頃の企業内研修の枠を超えた発想が出てきました。
アイデアの共通項は、一旦実施したjobは次回からはAIにオーダーできる。それでできた空き時間は、エンターテイメントに使う。その仕事とエンターテイメントが交差する事が普通になる。
アイデアの中には、今でもできる事があるけれども、今その方向で実施できないのは、自分たちの「仕事とはこういうもの」「仕事はその場に来て時間で評価する」という先入観、だと気づきました。
最後に学生が、「今後自分のようにITを駆使してAIにやらせる事ができる人と、そうでない人の差ができてしまうのがきになる」、「結局、人間とは何をするものなのか、考え続ける事が人間がする事」と発言していました。彼らも、今回の体験で成長したみたいです。  NTT.comの皆さん、ありがとうございました!

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NTT.comの皆さんと集合写真
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学生がリーダーとしてチームの総括を発表
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未来創造デザインの講義の一コマ

横浜と伊豆で論文合宿をしてきました!

2017/04/29

  CS学部 無線システム研究室の渡辺です。昨年来、研究室の恒例行事となった論文合宿を2016年12月横浜あざみ野と2017年2月伊豆城ケ崎で行いました。電子情報通信学会の大会関連の論文について、3年生全員で分担し100件以上を事前に調査して、最近の傾向や課題として何を捉えているかを調べて、発表会を行いました。この結果により、研究テーマや関連研究の参考にする予定です。発表後は、国際会議に倣い、会場を離れて郊外を散策しリフレッショもできました。

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発表会の様子(横浜)

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論文合宿の夕食シーン1(横浜)

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論文合宿の夕食シーン2(横浜)

 
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発表会の様子(伊豆)


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城ケ崎海岸に向けて散歩

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門脇の吊り橋にて

スペクトラムアナライザの講習会を行いました

2017/03/22

CS学部 無線システム研究室の渡辺です。2016年4月、研究室にて、電波の周波数を計測できる計測器 [スペクトラムアナライザ] の講習会を実施しました。ドイツのローデシュワルツ(株)からの協力により、最新の計測器5台を借用し、計測原理と操作方法の説明から、実際に無線信号を計測する作業を行いました。無線信号は、時間軸上のデータと電波信号が畳み込まれ、周波数変換されて表示されています。「百聞は一見にしかず」で、スペクトラムアナライザにて無線信号の波形を観測し、電波を用いたデータ伝送の仕組みを把握することが出来ました

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無線信号の計測シーン

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講習会の様子

手作りモーションキャプチャーの研究がテレビ放映されます

2017/01/11

 こんにちは。CS学部教員の松下宗一郎です。研究室では腕時計サイズの小さなモーションキャプチャーデバイスの研究を行っておりますが、その模様がテレビ放映されることとなりました。

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 こちらが完成したデバイスの写真ですが、一緒に移っているのはアメリカの25セント硬貨です。(100円玉よりほんの少し大きいです)手首に取り付けてスイッチを入れると、秒速100回といったスピードで手の動きを捉え、三次元CGの情報をワイヤレスでノートパソコンなどに送信してきます。


Solderingworks

 モーションキャプチャーは、体に丸い物体をたくさん取り付けてカメラで動きを調べるというものが映画やゲームの世界では良く知られていますが、1個からでも動くものを手作り(はんだ付けです)してみました。デバイスはテレビ番組に出演する研究室の学生が作っておりますが、スタートからゴールまでの所要時間は約10時間でした。

 1月15日(日)午後11時19分よりTBS(地上波)にて、「未来の起源」という番組の中で研究の様子が放映される予定ですので、どうぞご覧になってみて下さい。なお、1月21日(日)午後8時54分より、衛星放送(BS-TBS)にて再放送がございます。

 それではまた!

Soichiro C. Matsushita (FF-XVを冬休みにクリアしました。67時間でした・・・)

人工知能のコンテストで優勝

2016/11/03

田胡・柴田研究室の柴田です.
ICGI2016 という国際会議があり、Sequence PredIction ChallengE
と呼ばれる機械学習(人工知能)に関するコンテストが行われました。
このような学術的なコンテストは、国際会議で、しばしば併催されます。
参加者は、登録者数約 65 チーム, 参加者数 17チーム, 最終提出者数 12 チーム
で、日本、中国、ヨーロッパ等、世界中の研究機関(主に大学)から集っていました。

そのコンテストでなんとまた優勝しました!
コンテストコンテスト
オランダのデリフトというところで会議があったのですが、
優勝者トークを行ってきました。
また、細かいことですが、
優勝賞品としてオランダの伝統工芸?のお皿や、優勝賞金として500ユーロなど、
いろいろいただきました。
日本語なのでこのブログは読んでないだろうけど、
会議のオーガナイザーの方、ありがとうございます。m(__)m

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左から、コンテストのオーガナイザーの方、私、Jeffrey Heinz 先生 (Delaware 大学;
用いた手法の共同研究者)です。

続きを読む "人工知能のコンテストで優勝"

研究室紹介 渡辺研:3年生9名がプロ無線従事者国家試験に合格

2016/04/14

  渡辺研では、本格化する「IoT」を支える無線技術に取り組んでいます。

  世の中は今、身の回りの様々なモノが無線技術などにより相互にやりとりを行う「IoT:Internet of Things(モノのインターネット)」の時代に突入しています。このIoTに不可欠なのは、通信環境の変化などに対して高い信頼性を保つ無線技術です。そこで当研究室では、無線機自らが環境に応じて通信手順を変える適応無線技術の研究を推進しています。いわゆる、切れない柔軟なネットワークを構築して、モノ同士が双方向制御を行うための技術開発に取り組んでいます。

  新しい無線方式の評価に必要な実験無線局を学内に開設するために、昨秋、配属された3年生は「創成課題」にて無線工学と電波法規を習熟し、2月、プロ無線従事者国家試験に挑戦しました。受験者の殆どが社会人の状況のなか、結果、9名が合格しました。これにより、実験無線局開設のための総務省への申請や無線局の落成検査を実施して行きます。今まで交じり合わなかった医療と農業などあらゆる分野で、モノや人が技術でつながっていくIoTの面白さを体験していきます。

   ※第1級陸上特殊無線技士(30MHz以上・500W以下の無線局を開設可能)

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  勉強会の風景


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  合格証の写真

澤谷研:学園祭で「IoTがもたらすスマートライフ」のワークショップ開催

2016/01/08

昨年の紅華祭(学園祭)で澤谷研が「IoTがもたらすスマートライフ」のワークショップを開催しました。

IoTが人々の暮らしをどのように変えるのかに焦点を置き、社会人と学生・教員の混成メンバーでアイデアを絞りました。

詳しくはコチラをご覧ください。

ある日のゼミの風景(山口研:ハラール弁当の試食)

2015/06/04

コンピュータサイエンス学部では、3年生の後期から全員がゼミに所属し、卒業研究に取り組みます。

今日はそんなゼミの風景を紹介します。

山口研は、オペレーションマネジメント(仕事の最適化)を研究するゼミです。
大変な仕事を楽にし、仕事の効果を高めるにはどうすればよいか、そのためにICT技術をどのように使うべきかをテーマに研究を行なっています。
そして、最適な仕事を考えるためにも、「現場・現物を自分の目と耳で確かめる姿勢」を大事にしながら研究を進めています。

ゼミ生の1人、サウジアラビアからの留学生アナスくんは「日本でのハラール(*註)弁当販売ビジネスの実現可能性」について研究しています。
先日のゼミでは、現場・現物を大切にするという考えの下、ハラール弁当の試作品を作ってきてくれ、それをゼミ生全員で試食して、アンケートに答えるという経験をすることができました。

*ハラールとは、イスラム法で合法なことを意味します。ハラール弁当とは、イスラムの認証機関が認めた食材で作ったお弁当のことです。
 
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ハラール弁当の写真
 
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デザートの、ハラル認証済バウムクーヘン(既に市販されています)

お弁当は試作とは思えないくらいにとてもおいしく、日本人の嗜好にも合い、栄養のバランスも取れているもので、大変好評でした。
「これだけ満足感のある内容なら、少し高級なお弁当やさんで売る方がマッチするかも」、「普通のお弁当のメインを、このハラール弁当のメインに変えるだけでも人気が出るのでは?」など様々な意見が出ました。         

こうやって現物を見て味わうことが、いろんな気づきをもらしてくれるということをゼミ生全員で確認できた日でした。

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向かって左がハラール弁当ビジネスを研究するアナスくん。
向かって右が同じくサウジアラビアからの留学生のサルマンくん(イスラム諸国に
おける生命保険ビジネスの可能性、が研究テーマ)。

電子情報通信学会に参加した学生の感想(三田地研)

2015/04/03

  コンピュータサイエンス学部4年生(三田地研究室)が2015年3月に開かれた「電子情報通信学会総合大会」に参加してきました。
 
  学会に参加した遠藤広貴君、雲藤有貴君、杉山光君から感想が寄せられましたので紹介いたします。
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◆遠藤広貴君の感想 
  私は、2015年3月10日-13日に開催された「2015年電子情報通信学会総合大会」の初日の3月10日に口頭発表のため参加しました。大会2日目の3月11日に開催された私の所属する研究室の三田地成幸教授によるエレクトロニクスソサイエティの特別講演「光ファイバ型睡眠時無呼吸センサ(F-SASセンサ)の研究開発」も聴講してきました。

  会場には、各大学の教授、ソサイエティ関係者、功労賞を受賞した会員の方や学術奨励賞を受賞した学生さん達のたくさんの聴講者がいらっしゃいました。この講演で、私たちの研究室が開発したF-SASセンサとはどのようなものなのかを多くの人に知って頂けたと思います。

  これまで私がオープンキャンパスなどで聞いていた三田地教授によるF-SASセンサの説明は、誰にでもわかりやすい様に噛み砕いた表現でされていました。今回は通信学会エレクトロニクスソサイエティという光エレクトロニクスの専門家が多くいる中での講演ということで、これまでの説明とは違い、専門的な言葉を使った表現で講演されていたため、十分理解しているはずの私でも勉強になることが非常に多かったと思います。

  また今回、F-SASセンサが薬事法の許可を受けたことにより、さらに実用的な医療機器としての説得力が増していたとも感じました。また、45分という大学の講義の半分しかない時間の中でF-SASセンサの原理や広い応用領域を全て紹介するのは難しいことですが、それでもPSG(ポリソムノグラフィ)と比較しての、F-SASセンサの完全無拘束で非侵襲性な機能の魅力は十二分に伝わった様に感じました。

  私は、この3月で東京工科大学を卒業しますが、F-SASセンサが1日も早く、医療の現場や一般家庭で活躍することを期待します(遠藤)。

◆雲藤有貴君の感想
  福島県の企業の方々と研究開発に携わっていることもあり東日本大震災で多大な被害を受けた福島の復興に貢献したいという熱意が伝わってきました。このF-SASセンサシステムが少しでも早く人々の生活の一部になることを心から願っています(雲藤)。

◆杉山光君の感想
  エレクトロニクスに関する専門分野の方々が大勢聴講していたので、三田地教授の講演中は興味を示している方も大勢いらっしゃいました。私は,3月10日の電子情報通信学会総合大会で講演を行いましたが、三田地教授の講演のように上手く話す事が出来ませんでした。三田地教授の講演を手本にし、私も大勢の人々の前でしっかりと話せるように努力していきたいと考えています(杉山)。

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歩きスマホの危険性の検証実験の動画撮影(菊池・荻谷研究室)

2015/01/20

  こんにちは.コンピュータサイエンス学部教員の菊池です.
 
  本学部応用情報コースの「ブレインコンピューティング研究室」(菊池・荻谷研究室)では,ヒトの視覚認知を中心に,柔軟で賢い脳における情報処理の仕組みについて研究したり,脳に学ぶ人工の情報処理システム等について研究したりしています.そんな研究活動の一環として,近年社会問題化している歩きスマホの危険性を検証するための研究も行っています.本学部の研究紹介動画としてこの研究が取り上げられ,先日,研究の様子の動画撮影が行われました.以下はこのテーマの研究に取り組んでいる4年生の山幡さんからの報告です.
 
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  こんにちは。菊池・荻谷研究室に所属している山幡まりかです。

  私は卒業研究のテーマとして、歩きスマホの危険性の検証について研究しています。

  菊池先生が上記でも述べております通り、アイカメラを使って歩きスマホ中とスマホを操作せず歩行している最中の視線を計測し、その結果をもとに分析をして危険性を検証しています。

  先日の動画撮影では、研究室の皆さんに協力して頂きました。
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  撮影場所は大学を使用しました。

  ↑の写真では3年生の研究室メンバーにアイカメラを装着してもらい、
アイカメラの調整を私が行っている様子です。写真の右に写っているのは我らの菊池先生です。

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  そして実際に直線の道を歩きスマホをして歩いてもらいました。
 
  エキストラとして、研究室の4年生のメンバーと院生の先輩に協力して頂きました。

  駅構内などの人の多い場所を想定し、あえて歩きスマホ中の人に当たりそうなところを歩いて貰いました。

   同じ状況で通常歩行中の視線測定も行いました。

  実験中は、本当にぶつかりそうになってしまう様子を見てヒヤヒヤしてしまいました。駅などで歩きスマホをした事のある人は実際にぶつかってしまった事がある人も多いのでは、と思います。

  結果としては、歩きスマホ中は視線を向ける範囲が狭くなってしまう事が定量的にも分かりました。

  狭い範囲しか見なくなってしまうので、歩きスマホは本当に危険です!

  今回の結果などで、少しでも歩きスマホが抑止できるようなきっかけを作る事ができたらと思います。

以上です。

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  上記の撮影で出来上がった動画はこちらで閲覧できます.

  なお,実験は本学部市村研究室からの機材提供の協力を得て行われています.最近,TVでも本学における実験が放送されました( ).

  将来的には,歩きスマホのような行為をICTにより抑制するのか,それともむしろ安全に移動できるようアシストするのか,スタンスが分かれるところですが,少なくとも徒歩でも乗り物利用時でも自分の意思のみのコントロールにより空間内を移動する際には,安全のため周囲の状況の理解に専念することが望まれます.神経系リソースのかなりな割合が外界認知の代わりにスマホに向けられると思われる昨今の歩きスマホ行為は控えたほうが無難そうです.

公共情報システムとセキュリティ研究室(手塚研究室)の紹介動画撮影風景

2015/01/05

  先日,“公共情報システムとセキュリティ研究室(手塚研究室)”で研究室紹介動画の撮影が行われました.その様子をレポートしてもらいます.

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  私たちの研究室では日本が導入を目指している電子政府システムの実現を軸として,技術面,制度面,運用面に至るまで、日本のみならず世界の電子政府の状況をとらえながら研究を進めています.

  電子証明書をはじめとするセキュリティ技術をベースに,情報を収集するクローラ,集めた情報を利活用するオープンデータ,情報を提供する際のインタフェース(画面)になるデジタルサイネージ等,研究テーマは多岐にわたりますが,最終的にはひとつの公共システムの実現を目指しています.

  今回はその中の1つとして“番号制度(法人番号)の活用に向けた法人ポータルのコンテンツ充実に関する研究”を院生1年の高島さんが紹介しました.
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(写真向かって左が高島さん)

  番号制度とは国民全員と法人全てに番号(マイナンバー/法人番号)を与え,社会保障や税金の管理の効率化等を行う政策で,2015年に番号が配布され,2016年から実際に運用が開始されます.
 
  法人ポータルとは法人番号を利用する際,企業や経営者のパソコンやスマートフォンから様々なサービスを提供するために現在政府主導で作られているWebサイト(ホームページ)のことです.
 
  そのコンテンツの1つとして,日本中の企業を調べることが出来るサイトのプロトタイプの開発を手塚研究室が行っています.
実現すれば新しいビジネスチャンスの創出や,就職活動の際の企業研究など様々なことに利用でき,アベノミクスの第三の矢「産業競争力の向上」にも貢献できると考えています.
 
  少し説明が難しい研究ですが,『高校生の方にわかりやすく』をモットーに,すこし緊張しすぎではありましたが女子院生が頑張りました.
動画が公開されたら,是非ともチェックしてみてください.

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研究室紹介動画の撮影(田胡・柴田研究室)

2014/12/12

  助教の柴田です。
  田胡・柴田研究室では、主にクラウドのシステムなどの研究開発を行っているのですが、今回撮影に協力してくれた加藤君の研究は、一風かわった対話システムの開発です。いわゆる「人工無能」といえばわかりやすいでしょうか。
 
  加藤さんは、成績優秀かつ頭脳明晰で、その能力+情熱で、卒業研究として、対話の内容に目的はないけれども気軽に話をして楽しんだり安心したりできるような雰囲気の対話を行うことができるようになる対話システムの作成を目指してがんばっています。
 
  どのような内容なのか、少し専門的なことになりますが説明したいと思います。
  大枠では、webから収集した規模の大きい会話文のデータをもとに、入力された文に対して、それらしい返答文を生成することが目的となります。今回の研究では、データの全ての文に対して、あらかじめ、話題となるような単語や固有名詞を抜き出して、空欄にし、テンプレートとして保存しておきます。
  そして、入力文が入力されると、その文から、話題となる単語の抽出(例:チョコレート)や、話題となっているカテゴリーの決定(例:食べ物)や、感情値の抽出(例:驚き)など、高度なレベルの情報抽出を行います。
  その後、それらの情報を使って、適切な返答文が作れるよう、単語とテンプレートを選択して、穴埋め方式で返答文を作成します。
 
  特に、加藤さんは、研究における独自の視点として、「感情」を考慮した文生成を行うことに注力しています。
  例えば、楽しい気分にさせるような文を入力したときには、システムは「楽しい気分」となり、楽しんでみせたり、怒らせるような文を入力したときには、システムは「腹立たしい気分」となり、怒ってみせたり、そういったことを目的としています。
 
  実は、技術面からいうと、このようなことを実現するためには、沢山の越えるべきハードルがあります。
  ①日本語の解析(文を解析して、名詞などにわける)
  ②単語のカテゴリーわけ(たとえば「人名」などの固有名詞や、「乗り物」などのジャンル分け)
  ③入力文からの感情の抽出
  ④返答文作成のための、話題単語やテンプレートの適切な選択
  とくに、  ②や③などは高度な意味情報の抽出となり、コンピュータに実行させるのはこれらは最近の人工知能の目覚ましい発展により、徐々に可能になってきています。
  また、そのためのツールが開発され、大学や研究機関の研究者により公開されています。
 
  本研究では、①、②にはJUMANやKNPとよばれるツールを、③には、ML-askと呼ばれるツールを利用しました。
  また、④では、単語間の類似度をデータから学習することができる、Word2Vecとよばれる
ツールを使用しました。
  これらのツールは非常に有用で、10年前ではとてもこのようなことはできなかったと思えるようなことを成し遂げさせてくれます。
  もし興味があれば、上記のツールの名前で検索してみて下さいね。
 
  以下、加藤さんからのコメントです。
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  普段できない経験だったので、撮影はとても楽しかったです!
  この動画を見た人が、少しでも本学や人工無脳に興味を持っていただければ幸いです。
  私は3月で卒業してしまいますが、まだまだ私の人工無脳には試したいことや改善したいことがたくさんあります。
  今後、私の後輩やこの動画を見てくれた人たちが、人工無脳をさらに進化させていってくれることを期待したいと思います。
 
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  撮影前の打ち合わせの様子。
  緊張感漂います。でも加藤君はカメラに対しては全然緊張しなかったとか。
  (実はインタビューアはCS学部の1年生なのですが、とても綺麗な方で、その方と話すことのほうが緊張したとか(笑))
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  インタビューに答えている様子です。
  この後ディスプレイで実演しながらプログラムの説明をします。
  実際に使われる時間は1分ぐらいなのですが、何度も取り直しを行い、かなり時間がかかっていました。
  研究の内容を専門家ではなくてもわかるよう要約する、というのは本当に難しいことですね。
  加藤さん、本当におつかれさまです。
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  私も少しだけ友情出演させて頂けました。
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研究室紹介動画を撮影しました(市村研究室)。

2014/12/03

こんにちは。CS学部教員の市村です。
 
先日、私の研究室を紹介する動画の撮影が行われました。その時の様子をご紹介したいと思います。
 
市村研究室では、以前よりマルチメディアWebの研究をしていますが、今回動画撮影していただいた「板書講義収録システム」はその研究の一つです。この研究に学部生時代から携わってきた修士2年の新井君がインタビューを受けました。
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動画の撮影はなかなか大変ですね。プロの方々に色々とサポートしていただいて、撮り直しも何度かして撮影終了となりました。
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プロフェッショナルな編集マジック(?)で、良い動画になることを期待しています。新井君、お疲れ様でした。でも良い経験になったかと思います。

このシステムですが、市販のビデオカメラを教室の後方に設置した動画から、自動でWebコンテンツを作成するというものです。ビデオ映像の中の講師を画像認識して、講師を追跡する動画を作成します。また、ビデオ映像に映った板書から講師を除く画像処理をして、黒板全体の内容が見渡せる静止画を作成します。企業と協力して製品化もしているのですよ。
 
動画公開に乞うご期待!

研究紹介の動画撮影こぼれ話(岩下研究室)

2014/11/27

コンピュータサイエンス学部教員の岩下です.

私の研究室では,人間の感性や言語能力を生かし,人間とコンピュータがお互いに良い面を出し合い協力できるシステムを目指して研究を行っています.

先日,研究紹介の動画撮影が行われたので,その時の様子をご紹介します.

紹介する研究内容は「不完全情報ゲームにおける駆け引き支援ソフトの開発」です.
チェスや将棋など,全ての情報が見えている状態で行うゲームを完全情報ゲーム,ポーカーやブリッジなど隠された情報があるゲームを不完全情報ゲームといいます.
ゲームが進むごとに少しずつ情報が見えてきますが,見えない情報があることから,自分を強く見せたり,弱く見せたりする駆け引きが生まれます.

この研究ではBLUFFというサイコロを使ったゲームを使い,人間同士の駆け引きをコンピュータが支援することを目指します.コンピュータは,これまでに得られた情報から,出そうな目の計算や,ここでは嘘をついた方がいいよ,といった戦略を教えてくれます.

ゲーム中の様子を撮影しているところです.
サイコロや手のアップも撮影していました.

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研究紹介を撮影しているところです.

初めての撮影に緊張していますが,何度も撮り直すことなくすんなりOKが出てほっとしていました.この日のために一生懸命練習した結果ですね!

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動画が公開された時には,是非チェックしてくださいね.

研究室の研究紹介シリーズ3:光エレクトロニクス研究室(三田地研)

2014/09/08

   今日は光エレクトロニクス研究室(三田地研)の研究を紹介します.

   波長変換デバイス作製の研究をしている山寺くんに研究内容をレポートしてもらいます.
 
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   こんにちは、三田地研究室の山寺雄太です。

   私は「非線形光学ガラスによる超高速一括波長変換デバイス作製の研究」を行っています。この研究は、現在のフォトニックネットワークで用いられている波長多重通信を、さらに高速で大容量化する革新的技術に繋がるものです。
   一本の光ファイバに対して複数の異なる波長の光信号を同時に乗せる通信情報手段である波長分割多重通信の先には、光ルータと呼ばれる信号の行き先を波長ごとにスイッチする装置があります。この装置の心臓部に波長変換部とよばれる部品があり、この中で電気信号に変換して波長変換を行うと光ルータ全体でのスイッチング速度が遅くなり、高速・大容量化のボトルネックとなっています。 
   この波長変換を光のままで超高速に行うことで、年々増大する通信トラフィックに対応可能な、光ルータ全体を超高速、大容量通信に適用可能な装置に革新する波長変換デバイスを実現することを目的として活動をしています。
 
   超高速一括波長変換デバイスを出来るだけ低コストで実現するために、加工が容易で通信波長帯で透明な非線形光学ガラス(テルライトガラス)を用いることに着目しました。
   研究の全体的な流れとしては、ガラスサンプルの「焼成」、「研磨」、「ポーリング処理」、「第二高調波(SHG)強度の測定」、「二次非線形定数の算出」となっています。
   測定に用いるレーザの偏光とガラスサンプルのポーリング処理での配向を揃えることSHG強度が高くなると予想し、今年度では「ポーリング処理」最適化に力を入れています。 前年度、世界で初めて成功した、紫外線レーザによるポーリング処理技術をさらに改良し、ガラスサンプルに横方向の配向を持たせ二次線形強度の測定を行っています。
   さらに、今年度から行っているポーリング処理での結果次第ですが、ガラスサンプルをファイバ状に加工し、疑似位相整合構造を持たせることも検討しています。
  前年度の先輩は応用物理学会で「テルライト系ガラスを用いた超高速一括波長変換素子の研究-紫外光ポーリングの検討-」と題して、世界初の紫外線レーザによるテルライト系ガラスのポーリングと波長変換の成功を報告しました。私もこれに続いて、横方向の配向による二次線形強度の飛躍的向上を達成し、来年3月の応用物理学会での発表を目指して日々実験を行っています。

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YAGレーザを用いたテルライト系非線形光学ガラスの波長変換効率測定実験
 
  9月14日の本学オープンキャンパスの総合ブースで研究成果を展示しますので、是非ご来場下さい。(展示内容の詳細はこちらをご覧ください)
 
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研究室の研究紹介シリーズ2:公共情報システムとセキュリティ研究室(教授 手塚 悟)

2014/07/15

  公共情報システムとセキュリティ研究室では,日本が導入を目指している番号制度や電子政府システムに関する技術面,制度面,運用面に至るまで、日本のみならず世界の電子政府の状況をとらえながら研究を進めています.番号制度とは国民全員に番号を与え社会保障や税金の管理の効率化等を行う政策です.また,この他にもデジタルサイネージとキネクト,ARを用いた双方向通信を可能にするシステムや静脈認証システム,オープンデータの利活用等幅広い研究を行っています.
  今回は当研究室にいる陳くんに,先日行われた日本セキュリティ・マネジメント学会での活動内容や研究内容について報告してもらいます.
 
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  こんにちは,手塚研究室の陳崇仁です.先日東京工科大学片柳研究所棟にて日本セキュリティ・マネジメント学会による全国大会が開催されました.

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  この大会は様々な企業や研究機関からの出席者が、セキュリティに関する研究や報告を発表し議論を行う場で,英語セッションもあり,国際的な議論も行われます.また,学生発表も存在し,セキュリティに関する研究を行っている大学生や大学院生も発表します.私も自分の研究内容をこの大会で発表し,様々な方達と議論をし,知識を深めることが出来ました.発表内容は日本と海外の相互電子認証基盤の提案です.これは日本で本人確認を行ったうえで海外の様々なサービスを利用することを実現するためのシステムで,日本の番号制度と深く係わっています.
  本大会の実行委員長が手塚先生であったため,手塚研究室の学生が総出で会場設営・運営を行いました.当日は大きなトラブルもなく無事終了し,誘導や案内を行った学生に対する参加者からの評判も大変良かったとのお声を頂きました.このように研究室が1つとなることで多くのものを得た一日でした!
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  手塚研究室は,日本中の大学でこの研究室でしか取り扱わない未来の技術・社会システムについての研究を日夜行っています.最先端のセキュリティ技術や電子政府システムに興味のある人や体験したい人,ぜひ一度見学に来てください.愉快な研究室メンバーが自分たちの研究内容を分かりやすく,熱く説明します!
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研究室の研究紹介シリーズ 1 システム・アーキテクチャ研究室(教授 石畑宏明)

2014/07/01

システム・アーキテクチャ研究室では、多数のCPUを利用する並列処理技術の研究を行っています。超高速の計算を行える計算機にスーパーコンピュータがありますが、これは、数百から数万台のコンピュータを通信ネットワークで接続したものです。大きなものでは体育館ほどの部屋一杯にコンピュータが詰まっています。これらの多数のコンピュータを同時に使うことで高速な大量計算を実現します。詳しくはホームページを見てください。
たくさんのコンピュータが協調して処理を行うためには、コンピュータ間同士の通信が効率よく行えることが重要で、当研究室の修士学生の菅生君は、多数のコンピュータ間の通信状況の可視化について研究していますので、それを紹介してもらいます。

こんにちは、石畑研究室の菅生伸也です。私が行っている研究は、理化学研究所の「京」コンピュータのような数万台ものコンピュータからなるスーパーコンピュータで計算を行った時に、それぞれのコンピュータ間でどのような通信が行われたかを可視化することです。国際会議での発表を行った先輩の研究を引き継ぎ、さらに発展させることを狙っています(ブログ1 およびブログ2参照)。

表示すべきデータ量が多いので3次元的に表示をしていますが、奥の方に配置されたものが前のものに隠れて見えなくなることが問題になっています。透過的に表示するなどしてこれを解決しようとしています。また、大規模なシステムのコンピュータ間通信の可視化では、単純にその通信の状況を表示するだけでは、全体の様子を把握することは困難です。数百万の通信の様子を個別に見ても人間には理解できないので、うまくグループ化して表示することを検討しています。

東京工科大学では、最新の技術に触れた時の驚き、既存の技術ではできなかったことを解決できた時の喜び、新たなものを作り出す楽しさを知ることができます。並列処理やスーパーコンピュータに興味がある方は、ぜひ一度研究内容を見に来てください。

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写真1  開発中の可視化システムと菅生君